アトピー攻略ブログ

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アトピーと乳酸菌風呂の危険性について書いてみたよ

      2017/01/06

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今日は乳酸菌風呂なるものについて書いてみたよ。以下コメント欄から抜き出し。

 

soboさん、はじめまして。
いつも読みやすい記事で豊富な情報量、とても参考になります。ありがとうございます。

重曹とは逆に酸性の木酢液や竹酢液を試されたことはありますか。
4歳の子供の水いぼ対策にしていたのですが、その頃から2歳の子の肌にアトピー症状が出始めました。何か関係あると思われますか。

また、乳酸菌風呂(玄米菌風呂)も最近気になっています。
こちらも何かご存知であれば教えていただけると幸いです。

よろしくお願いします。

 

soboさん、こんにちは。
いつも興味深い記事をありがとうございます。
ネット検索の日々で困惑する中、とても救われております。
さて、ブログのネタですが、「乳酸菌風呂」はいかがでしょうか。
市販のものや玄米や米の研ぎ汁から手作りするものなどあるようです。
ご存知であれば、もしくはご興味があればいろいろと教えていただけないでしょうか。

僕は乳酸菌風呂って聞いたことなかったんですがこういう風にコメント欄で見ると流行ってんのかなぁと思って調べてみた。

結論から言っちゃうとヤバイ代物だから僕は手を出さないほうがいいと思うけどね。

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グーグル先生で乳酸菌風呂と検索してみると・・・?

乳酸菌で放射能を浄化!とか乳酸菌風呂でデトックスとか乳酸菌風呂で免疫力強化とかやばい単語がちらほらでてきています。

この時点であ、アトピービジネスっぽい何かだな。と思っちゃったのでコメントがなければ僕は普通にスルーしていたと思います。

正直な話、乳酸菌風呂を検索してこれアトピーにいいなと思った人はネットを使わないほうがいいですし見ないほうがいいと思います。いや本当にね。

ネットには色んなアトピーの情報が載ってますがそれらの情報の真贋を見抜く力がない人は真っ先にアトピービジネスの餌食にされます。

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乳酸菌風呂のヤバイところは?

乳酸菌風呂ってなんやねんって事なんですが米のとぎ汁に塩や糖などを混ぜてペットボトルで発酵させる。

それをお風呂に入れて湯船のお湯を入れ替えずに乳酸菌の力で皮膚に様々な効果があるのが乳酸菌風呂らしい。

やり方は色々あるんでしょうけど僕は危ないと思っているので書かない。やりたい人は自分で調べてちょーだいな。

僕が真っ先に思いついたのは感染症の問題。アトピーの人は皮膚に雑菌が付いているしお湯を変えないとなるとそれが風呂で繁殖して大変な事になるんじゃね?と思った。

色々調べていくとやはり湯船の水を替えないと感染症にかかる可能性があるらしい。

一つはレジオネラ感染症と呼ばれるもの。

レジオネラ肺炎
2 – 10日の潜伏期間を経て高熱、咳、頭痛、筋肉痛、悪感等の症状が起こる。進行すると呼吸困難を発し胸の痛み、下痢、意識障害等を併発する。死亡率は15% – 30%と高い。
ポンティアック熱
多量のレジオネラを吸い込んだとき生じる。潜伏期間は1 – 2日で、全身の倦怠感、頭痛、咳などの症状を経て、多くは数日で回復する。

レジオネラ感染症は、1976年に初めて報告された新興感染症であり、日本では感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律によって四類感染症に指定されている。これは日本でのレジオネラ発生の増加を踏まえて2003年の改正の際に行われたものであり、従前の感染症法では規定されていなかった、汚染施設の消毒などに対する行政措置が可能になるような改正が盛り込まれた。

 

感染源[編集]

特に日本では入浴設備からの感染事例が多い。1996年レジオネラの存在が確認され易いとして、通産省から製造元・発売元に家庭用24時間風呂浴水の衛生対策の要請がなされた。これを受け、1997年レジオネラ対策24時間風呂が各社から発売されている。これ以降も各地の温泉や共同入浴施設では、感染して死者が出ており、衛生管理の難しさを物語っている。前述のように、レジオネラは入浴施設で多用される濾過循環装置の濾材では、処理できない。そのため循環式浴槽を持つ共同入浴施設では、

  1. 塩素消毒を行い、また定期的に湯をおとし清掃すること(レジオネラ繁殖を抑制する)
  2. 泡風呂にしないこと、湯面より高い位置にある注ぎ口ではなく浴槽内から循環させること(エアロゾル形成を抑制する)

の二点が指導されている。

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http://togetter.com/li/258024より引用

これは乳酸菌風呂についてのまとめですが皮膚バリア機能が低下している人感染症のリスクが高くなる模様。

ですので正直アトピーの人には乳酸菌風呂は向かないかなと思います。どんな効果があるのかわからん上に感染症のリスク増だとさすがに試すのは怖いです。

というのが僕が調べて乳酸菌風呂について思った事です。そういうリスクを承知で試すなら全然ありだと思います。

アトピービジネスの見抜き方

冒頭で乳酸菌風呂の怪しさを見抜けない人はヤバイ的な事を書いたと思いますがこれ本当アトピービジネス臭がぴんぴんするんですよ。

これをもしやばいと思わない人がいたら以下僕がやってる個人的なアトピービジネスを見抜く方法を書いているので是非参考にしてください。

アトピービジネスとは、アトピー性皮膚炎患者をターゲットにする悪徳商法を指す言葉として、金沢大学医学部皮膚科教授竹原和彦が作った造語である。日本では1990年代に、マスコミによりアトピー性皮膚炎とステロイド外用薬に関する誤った報道が大規模に行われ[1]、アトピー性皮膚炎患者を対象にした悪徳商法が横行している。ステロイド外用薬を悪者に仕立てる手口に乗せられてしまう人が多いことが、日本における特徴となっている[2]

 

アトピー、ガン、放射能の3点セットが治る、好転反応、デトックス等の文章が書いてある

特にアトピーに効く。ガンにも効く。が多いかなという印象。更に放射能にまで効果があるとかになるともう駄目。

他にも免疫力を強化というフレーズもよく使われます。そもそもアトピーの人って免疫のバランスが悪いだけなので免疫力を強化しても直りません。

免疫力の強化ってなんですか?って聞くと大抵の人が答えられないのではないかと思います。

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http://www.goodhealth.jp/research/immune-system/balancing_the_immune_system.htmlより引用

健康な人はこのヘルパーT細胞(th-1,th-2)のバランスが整っている人です。

アトピーの人はth2に偏っているのでバランスが悪いんですね。だからth2を抑制するステロイドやプロトピックなんかがめちゃくちゃ効くわけです。

乳酸菌もこの細胞のバランスを整えるので効く人には効きます。といってもアトピーは免疫のバランスだけという単純な病気じゃないんですが。

後は好転反応やデトックス等の言葉も要注意です。アトピーは良くなったり悪くなったりを繰り返すので好転反応やデトックスで「症状の上下を治っていると勘違いさせられる」と一向に直りません。

治療法のリスクに触れていない。他の治療法の危険性だけを煽る

病院で処方されているステロイドを塗ると最終的にはステロイド漬けになりますよ!そうならないために○○をお勧めします!みたいなパターンが多いですかね。

他の治療法の危険性を過剰に煽りこの治療法はすごいですよーと過剰に持ち上げるのはアトピービジネスの典型です。

どんな治療法にもメリット、デメリットが必ずあります。そこを冷静に考えてリスク、リターンを考えてその治療法をするかどうかを選びましょう。

アトピービジネスに共通するのはリスクリターンが見合っていない事。リターンばかりを強調してリスクを一切書いていないの2点が必ずあります。

乳酸菌風呂を宣伝している人はリスクに全く触れていません。そこらへんもアトピービジネスくさいなぁと思いました。

最後に一つだけ触れておくと企業が出している乳酸菌のサプリやら飲みものやらは大丈夫ですよ。きっちり殺菌されて培養されていますし衛生面は大丈夫です。

乳酸菌と乳酸菌風呂は別物なのでそこだけは勘違いしないようにしていただきたい。

 - アトピービジネス

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Comment

  1. 匿名 より:

    初めまして、こんにちは。
    いつも拝見させて頂いております。
    ありがとうございます。

    私は幼少からのアトピーで現在42歳女性です。
    一進一退を繰り返し現在に至ります。

    今年の職場の健康診断でバリウムの胃レントゲン検査を受けた所、軽度の異常ありの為に胃カメラ検査を受けました。
    結果、慢性胃炎及びピロリ菌が見つかりました。
    その後、ピロリ菌除菌をし1か月が過ぎますたが、
    今までの痒みがほぼ無くなり、
    肌の調子が本当によくなりました。
    今は慢性胃炎を治す薬を服用中です。

    完治とまでは行かないですが、
    ずいぶん良くなりました。
    手の痒みはなくなりません。
    手首の荒れが引き続きあります。
    血液検査でガンジタは低いですが、マラセチアに高い数値が出たので、カビではないかと思っております。

    soboさんは、ピロリ菌とアトピーはどのような、お考えをお持ちでいらっしゃいますか?
    よければお聞かせ下さい。

    これからも、適切な情報を楽しみにしております。

    宜しくお願いいたします。

    • sobo より:

      アトピーとピロリ菌については聞いた事がないです。

      ただ体の不調になっている部分を治すとアトピーがよくなるという話はよく聞きますね。

      カンジダは腸に存在するカビですがマラセチアは皮膚に存在するカビです。その数値が高いって事はマラセチアが多いという事だと思われます。

      もし興味があるようでしたら手首を消毒すると多少症状が軽減される事もあるかと思います。

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