乳児湿疹や食物アレルギーは母乳が原因であることは少ないので母親好きに食事を食べてもいい

普通にびっくりしたんですがいまだに乳児湿疹や食物アレルギーになるのは母親の食事が原因！という考えが一部であるようです。

僕はこういう考え方ってすげぇ嫌いなんですよね。なんか母親が育児頑張ってないから赤ちゃんがこんな風になっちゃったのよ！みたいな圧力感じません？

僕は育児だけでも相当ハードなのに乳児湿疹のケアまでするとかすごいなぁって思っちゃうんですけれども。

結論から言うと乳児湿疹と母乳は関係あります！が食事制限をするほどでもないかなーというのが僕の考えですかねー。

赤ちゃんのためにあれだめ！これだめ！とがっつり食事制限するならいっそ開き直って食べちゃえば？って感じです。

アレルギーを持っている母親の母乳はアレルギーになる確率を高めるかもしれない

母乳は赤ちゃんに言いと言われていますがアレルギーに関しては予防できるとは言い切れないところがあります。

一例を挙げるとアレルギー（花粉症、アトピー、食物アレルギー、喘息等）をもつ母親の母乳は子供のアレルギー発症を促進させる可能性があるという論文があります。

乳児湿疹の原因の一つに食物アレルギーがあるので知っておいて損はない知識です。

僕が知ったきっかけは乳酸菌でアトピー予防の記事書いてたんですけどそれについて書くときに調べたら出てきたって感じなんですが・・・。どこだったかなー。

あーこれだこれだ。日本語に翻訳します。

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1365-2222.2008.03008.x/full

背景には、 幼児感に授乳やプロバイオティクスの効果はまだ矛盾のまま。

客観 幼児感とプロバイオティクスの保護効果における可能性の説明要因を探索します。

方法は、 全体で食事カウンセリングとプロバイオティクス補充によって栄養変調との継続的なプラセボ対照二重盲検試験から171母子ペアを検討しました。妊娠6ヶ月および12ヶ月の幼児および妊娠の3ヵ月後の母親の皮膚掻痒検査を行った。サイトカインTGF-β2、可溶性CD14、IFN-γ、TNF-α、IL-10、IL-6、IL-4およびIL-2の母乳濃度を測定した。

結果 アレルギー母親が6ヶ月間に母乳と乳児に増加した感作のリスク[オッズ比（OR = 4.83、P、または独占的に2.5ヶ月の間に母乳= 0.005）]（OR = 3.4、P = 0.018）。プロバイオティクス補充が原因で、母体感作（OR = 0.3、に高い遺伝的リスクの乳児で感作に対する保護効果を持っていたP = 0.023）。プラセボ（プロバイオティック/プラセボ比= 1.50、上のものと比較して、TGF-β2の濃度は、プロバイオティクス群では母親の初乳の方が高い傾向にあったP = 0.073）。同様の結果は、アレルギーの母親（プロバイオティック/プラセボ比= 1.56、のサブグループで得られたP = 0.094）。

結論2.5ヶ月間または全体的に6ヶ月の間に母乳特にアトピーの母親の乳児は、12ヶ月の年齢で感作のリスクが高かったです。このリスクは、妊娠中および授乳中にプロバイオティクスを使用することによって、部分的には母乳の有益な組成物をもたらすことによって減少する可能性がある。

実はこういう論文はごろごろありまして反対に母乳を与えると赤ちゃんのアレルギー発症リスク下がるという論文もあります。

母親が母乳を上げるとアレルギー発症のリスクがあがるか？下がるか？というのはまだ結論が出ていません。

まーそもそも赤ちゃんのアレルギー発症には母乳以外にもいろんな要素が絡んでいるので母乳だけを比較するというのは無理がある。

赤ちゃんに母乳を与えるメリット

母乳はアレルギーを予防するとか促進するとか色々なデータがあってアレルギー予防的な意味で母乳を与えるのはどうなんだろうってのが正直なとこです。

ですが総合的に見ると僕としては母乳を与えたほうがいいんじゃないかなーと思うわけです。

母乳を与えるメリットは栄養面もありますが母乳を与えた子供は感染症に強くなるというデータがあります。

祖すごく簡単に言うと風邪とかを筆頭に病気にかかりにくい強い子になるって事です。

赤ちゃんのころは全てが未成熟でして皮膚も乾燥しやすく刺激に弱い超敏感肌＆乾燥肌。なので皮膚から進入する感染症にはめっぽう弱いです。

体内免疫も体内の免疫機能をつかさどる腸が未完成ですし鼻や口からウイルスが進入すると感染症にすぐかかってしまいます。

下のＵＲＬは乳児がかかりやすい感染症一覧です。

http://lovesbaby.jp/prevention/index.html

乳児がかかりやすい感染症ってほんと多いんでそういう意味では母乳育児のほうがいいかなと思ったりはしますね。

乳児湿疹が母乳と関係あるケース

そんなに多くないですがお母さんが特定の食べ物を止めることによって乳児湿疹が軽快するケースというのはあります。

普通の乳児湿疹と母乳が関与した乳児湿疹がどう違うのかというとそれは赤ちゃんの症状です。

そもそも母乳がなぜ赤ちゃんの乳児湿疹を悪化させるのかといいますと大まかに考えて2パターンあります

①アレルギーを持つ母親はサイトカイン（アレルギー反応を促進させる）という細胞を多くもっていましてそれが母乳を通じて赤ちゃんに伝わって皮膚に炎症を起こした。

①に関しては対策法があります。がそれは後で説明するとしてこれはお母さんの体質的なものですのでどうしようもありません。

②お母さんが食べ物（卵等）を食べたらアレルギー反応の元であるタンパク質が母乳を通じて微量に伝わり赤ちゃんが食物アレルギー（卵アレルギー等）をおこした。

②こういうケースは特定の食物抗原を食べるのを止めると綺麗に乳児湿疹が治ります。こういうケースは食物制限すべきです。

これをどうやって見分けるのかというとはっきりと見分ける方法はないです。

まーだから乳児湿疹は母乳が原因だとか。いや関係ないとかそういう論争が起きちゃってるわけなんですけれども・・・・。

はっきりと見分ける方法はないですが兆候というか傾向のようなものはあります。

母乳によって乳児湿疹が悪化しているかどうかの判別方法

見つかればいいなーぐらいの軽い気持ちで試してください。見つからないことのほうが多いです。

食物アレルギーの特徴ですが特定の食べ物を食べた後にアレルギーが出るわけですから症状に必ず波があります。

毎日食べていればもちろん毎日症状が出ますがよほど食生活が偏ってなければ同じものを毎日食べるということはそんなにないのではないかなぁとおもいます。

乳児湿疹が落ち着いてきたなと思ったら翌日には急に酷くなったり痒そうにしてたり下痢をしたりといった兆候があるはずなんですよね。

とはいえこれを見分けるのは勘だけでは非常に難しいです。自分の体の事ならまだしも赤ちゃんですからね。

なので・・・簡単な日記を取ります。めんどくせぇって人は次の項目へどうぞ。別にやらなくてもいいです。

①その日に取った食事をメモします。1週間～2週間ぐらいそれを続けます。

②赤ちゃんの乳児湿疹が悪化した日にチェックを入れます。

③乳児湿疹が悪化した前日の食事内容をチェックしていき怪しそうな食物抗原を取り除きます。

なんで悪化した前日かというと食物アレルギーには遅延型というものがありまして24～48時間たった後にアレルギーの症状が出ます。

よって前日の食事内容をチェックします。その中でも怪しいものは卵、乳製品、小麦です。

http://www.kimura-allergy.com/original5.htmlより引用

チェックしてそれらが見つからなければ下の20品目もチェックします。

https://column.mugyuu.jp/akachan-atopi-rinyuusyokuより引用

この中で注意すべきなのは魚。魚はヒスタミン（かゆみの成分）を含む量が多いためさけやさばなどを食べると僕でも痒くなったりします。

また山芋等あくがつよいものは皮膚症状が悪いときに食べると食べた翌日に皮膚が悪化したりなども多いです。

後は大豆やバナナなんかも原因であることは多い気はします。

それでも見つからなければスパっと諦めましょう！

乳児湿疹は原因が多すぎる

まーそもそも母乳以外にもさまざまな悪化原因が考えられます。

まず赤ちゃんの皮膚というのは超敏感肌＆超乾燥肌です。

まず皮膚が未成熟なのでさまざまな影響を受けやすいです。

住んでいる地域の温度や湿度の変化によって乳児湿疹は悪化します。

入浴も皮膚に負担をかけるので入浴方法の仕方によっても乳児湿疹は悪化します。

エアコンの乾燥によっても悪化します。

赤ちゃんの寝癖（寝るときに右耳を下にして寝てるとそこだけ荒れる顔をこすり付ける等の癖）でも乳児湿疹は悪化します。

服との摩擦や地面との摩擦でも乳児湿疹は悪化します。

ハウスダストやダニなどに触れても乳児湿疹が悪化します。

まー大雑把にあげましたが赤ちゃんは僕らが想像するより遥かに繊細で本当に細かな事で乳児湿疹が悪化する原因が多いんです。

もちろん皮膚が成長すれば解決することです。

母乳で乳児湿疹が悪化というのはそれらの中のたった一つにしか過ぎないってことです。

そんな些細なもののひとつに母乳が原因で乳児湿疹が悪化してるかも？卵が原因かな？いやそれともお菓子が原因かな。

うーんこれも違う。どんどん酷くなる一方どうすれば治るの！となんて考えてたら自分が疲れます。

子供が大事！というのはとてもわかるんですが自分の身も大切にしたほうがいいと僕は思うんですよね。

乳酸菌を乳児湿疹に試してみればどうですか？

僕がお勧めするのは乳児湿疹に乳酸菌を与えるという方法。

乳酸菌というと大人や小さな子供が取るイメージですが赤ちゃんに与えるというのはあまり知られてません。

乳酸菌って乳児のアレルギー、特に食物アレルギーおよびアトピーにすごい効果を発揮します。

赤ちゃんの食物アレルギーというのは赤ちゃんの腸がまだ未発達だから起こるんですよね。それが体にいいものか悪いものかきちんと判別できない状態。

母乳が赤ちゃんの乳児湿疹に影響を与えるのは以下の2つのケースです。これは先ほど書きました。

①アレルギーを持つ母親はサイトカイン（アレルギー反応を促進させる）という細胞を多くもっていましてそれが母乳を通じて赤ちゃんに伝わって皮膚に炎症を起こした。

これは母親が乳酸菌を取ることによってサイトカインを減少させることが出来ます。乳児に与えると更に効果あり。

②お母さんが食べ物（卵等）を食べたらアレルギー反応の元であるタンパク質が母乳を通じて微量に伝わり赤ちゃんが食物アレルギー（卵アレルギー等）をおこした。

これは原因食物を避けれればベストですがそもそもそれが本当に原因かわからない上に判別する方法が非常に難しい。

食物アレルギーの検査が出来るまでは乳酸菌を投与することで症状を和らげることが出来るはずです。

やり方をここで説明するとすっごく長くなるんでそれは別記事でかいたものを参考にしてください。

乳酸菌でアレルギー体質の遺伝を治しアトピーになる確率が34％減らす予防方法！