あなたの周りカビだらけかも?アトピーを悪化させるカビの情報と対策方法についてまとめてみた
2017/01/06
今日はカビについて書いていきたいなと思います。
カビ対策というのは皮膚に住んでいる物と外に住んでいるもの2種類あってどちらにアプローチするかで変わってきます。
カビって皮膚に住んでいるのは知らない人が多い。けど腸内にいるのは皆知ってるのよねー。知識偏りすぎ!
今日は外に対するアプローチ。つまり主に家のカビ対策になります。
ちなみにこの記事はカビアレルギーじゃない人が読んでも糞の役にも立たないしそうでない人は全く対策する必要がない。
外にいるカビ対策
http://www.duskin.jp/lifeinfo/hokori/kabi/より引用
外にいるカビ、つまり家の中や自然にいるカビの餌は「酸素」「栄養」「温度」「湿度」「時間」となっている。カビはキノコの仲間です。
ダニの場合は栄養を除去することでがっつり減らすことが出来るんだけどカビはプラスチックでさえ餌にするのでもうなんでもあり。
なので対策できるのは成長できないようにする湿度対策と成長する時間にアプローチしていくこととなる。
カビが一番増える時期は梅雨なので当然アトピーも梅雨で悪化しその時期だけ顕著に悪化する。ただし1ヶ月前後はぶれることもあるのであくまで目安です。
真っ先に対策すべきは家なんだけど周囲の土地が水はけの悪い土地だったり風通りの悪い家だったりするとそれだけカビが生育しやすい環境にある。
だから家ごとにカビの多い少ないのブレが非常に多い。カビが生育しやすい環境でカビアレルギー餅の人は対策したほうがいいかもしれない。
カビは梅雨の時期に増える季節変動性のアレルゲン(悪化時期が毎年同じ)なんだけど季節変動性のアレルゲンはカビ以外にも黄砂や花粉がある。
季節変動性のアレルゲンの対処法はその期間だけ薬を使って悪化しないようにコントロールする。除去できる物は除去して除去できない物はできるだけ触れないのどちらかになる。
前者の薬を使ってコントロールは楽だし手間もかからない。しかし原因を対策するわけではないので毎年悪化する。
後者は手間はかかるが対策が上手くいけば悪化を防げるというような感じ。毎年行なわなきゃならないので割と手間。お金を投資して空気清浄機などもつけると更にGOOD!
どちらを選ぶかはライフスタイルで決めるべし。僕は季節変動性の悪化因子に対しては薬使ってます。スギ花粉はちょっと対策が難しいからね・・・
アレルゲンの検査で計れるのはペニシリウム、クラドスポリウム、アスペルギルス、カンジダ、アルテルナリア、ヘルミントスポリウムの6種類だったと思う。
湿度&温度
カビは色々と種類があって湿度70%以上、温度10~30℃ぐらいはないと活動できない。つまり温度の関係で冬の間は対策する必要がない。
と思いきや暖房ガンガンたいているとカビが生えちゃうということもあるし部屋の湿度は均一ではない(結露が起きているところはめちゃくちゃ湿度が高いしマットレス周辺ももちろんの事)
カビは季節性のアレルゲンだけど一年中アレルゲンになる可能性がある。特にずぼらな人は要注意。
カビの発生を防ぐには除湿が凄い大事。ようするに換気ね。除湿機を使うとなおよし。
どれぐらい違うかというとこれぐらい違う。
http://www.bunka.go.jp/takamatsu_kitora/kentokaito/rekkachosa/06/pdf/shiryo_2.pdfより引用
この画像は6日間一定の湿度でカビの成長具合を見た物。黒いのがカビなので湿度によって成長速度が全然違う。相対湿度50~60%ぐらいがお肌にも環境的にも優しい。
温度が高いとカビの成長にも影響するので冬は寒くてもカビアレルギーもちなら過度な暖房は厳禁。それが嫌なら毎日の掃除!
http://www.bunka.go.jp/takamatsu_kitora/kentokaito/rekkachosa/06/pdf/shiryo_2.pdfより引用
温度はこんな感じ。殆どのカビは10℃以上はないと活動できない。グラフで見るととても分かりやすい。
グラフを見て気づいた人もいるだろうけどカビというのはある程度成長するのに時間がかかる。
もちろん環境によってカビの生えにくい立地や生えやすい立地があるんだけど定期的な掃除&除湿を繰り返せば絶対に減らせる。
カビアレルギーの人はカビがはえる前に徹底的な掃除を是非!
ちなみに掃除機ですうとカビを撒き散らすことになるのでカビ掃除の後に掃除機が大事。
で次は一年中カビが生えやすい場所の対策。超重要。一年中温度が10℃以上あって湿度が高い場所はどこだろう。と考えたときに出てくる三点セットが浴室&洗濯機&クーラー。
ここは1年中環境が変わらないからここにカビが生えてると一年中カビに晒されることになるのでカビアレルギーの人は一年中アトピーが酷くなる。
洗濯機
洗濯機にカビが生えるとやばいのは洗濯機で洗濯物を洗う。それにカビが付着する。洗濯した衣服(カビつき)を着て皮膚にカビが付着する。アレルギー反応を起こすまでがセット。
これは毎日衣服を変えている「習慣」がある人にとっては1年中アレルゲンを皮膚にくっつけていることになるので対策しないとヤバイ。
洗濯すると黒い物が浮いていないだろうか?洗濯物の匂いが臭かったりはしないだろうか?洗濯機がカビ臭かったりはしないだろうか?
もしそうなら赤信号どころか交通事故レベル。カビアレルギーの人はさっさと掃除すべし。
洗濯機はカビの汚れが非常に生えやすい。月1で掃除していても3年経つとカビだらけになる。なのでプロの人に頼んで徹底的に掃除してもらうのがいいと思う。
もしくは買い換えるとか。買い換えることでアトピー治っちゃった人が僕の近辺にいます。
日常レベルで出来る対策は洗った洗濯物はきちんと出す、フタを開けて乾かす。お風呂の残り湯は使わない。を徹底。とにかく乾燥させてカビを生やさせない。
風呂場
風呂場はカビが生えやすいのはしゃーないんだけど毎日お湯を変える(多分これは皆やってる)のと体を拭くタオルの洗濯&風呂の掃除は頑張る。
風呂場にカビが生えると風呂場がカビだらけになってお風呂をあがった後でも猛烈に痒くなる。カビだらけの風呂に入ることは自分の皮膚にカビをつけにいってるようなものだから。
これも1年中悪化させる要因の一つ。なぜかというと「日本人は毎日風呂に入る」から。
カビはくっつくからタオルを毎日洗わないと風呂から持ってきたカビがタオルにくっついてそこでカビが繁殖する。体を拭いたタオルというのは湿気があるからカビが繁殖しやすい。
エアコン
エアコンの中もカビが繁殖しやすい。エアコンも夏&冬に良く使われるのでこちらも重視。
カビだらけのエアコンを体に浴びるというのは部屋にカビを撒き散らす&アレルゲンをダイレクトに浴びる。
カビのエアコンが原因の人は顔、首周辺が酷くなると思う。エアコンの風は顔や首によくあたる。
掃除方法は自分で出きるなら自分でやる。出来ないなら業者に依頼がベストだと思う。
体の内のカビ対策もかきたかったんだけど長くなっちゃうので外だけで終わっておく。カビアレルギーもちの人は是非この記事を参考に治してください!
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