アトピーに有機野菜って実際どうなの？

今日は有機野菜のメリットについて書いてみようかなと思います。デメリットは以前書いたので。

有機野菜ってなんじゃと思う人が多いと思いますが無農薬野菜です。無農薬野菜っていうのは禁止されてますけどね。

有機野菜取るとアトピー治るの？とか有機野菜とスーパーの野菜の選び方とかにふれていくよ。

有機野菜のメリットを書くに至ったわけ

元々有機野菜（無農薬野菜）の記事を書くつもりはありませんでした。有機野菜が体にいい、アトピーにいいというのはアトピーの人からすると何をいまさら？と言う感じですし。

花粉症やアトピーを持っている人にとっては無農薬の野菜のほうがリスクが大きいかもしれない

ですが有機野菜のデメリットについては触れられていなかったので上のような記事を書きました。

農薬＝悪いモノ。無農薬＝イイモノみたいな固定観念に縛られている人が非常に多いのでそれはちょっともったいないなぁとおもいまして。

だからきちんと冷静になってメリット、デメリットを考慮して冷静に選んで欲しい。という事を伝えたかったわけです。

僕のブログは管理画面からどこからアクセスがあったかというのを大雑把ですが見る事ができます。

僕は増えていくアクセス数を見るのがすきなのでいつもニマニマしてみているんですが・・・

花粉症やアトピーを持っている人にとっては無農薬の野菜のほうがリスクが大きいかもしれない

この記事を引用してアトピーに無農薬野菜は糞！農薬入りのものを食べるのが安全だ（要約）みたいな事を言ってる人がいるわけです。

それはそれで別にその人の自由なんだけどなぜか引用されている僕のほうに苦情が来る。

しかもこの記事書いてる時点で関連で3件目の苦情というかいちゃもんがきて内心かなり鬱陶しいというかめんどくさいです。

これは適わんなという事で無農薬野菜を擁護（元々けなしているつもりは一切ない）する記事を書くことにしました。

農薬はアトピーの原因になっている事がある

農薬がアトピーの原因！？いや論文だせよ。論文ってなるとぐうの音もでないんですけど可能性としてはあります。

アトピーって言うのは毎日の習慣が原因になってます。食事は毎日の習慣なのでそこを疑うのはありです。

農薬入ってるのやめたらアトピー治った！みたいな話はたまに聞きますが化学物質過敏症あるいはシックハウス症候群をアトピーと誤診されていて農薬が悪化因子となっているケースです。

この病気はいまだに原因もわかんないし治療法もわかんないし病気の定義そのものが医者の間で真っ二つに割れている難病です。

化学物質過敏症（かがくぶっしつかびんしょう）は、非常に微量の薬物や化学物質（主に揮発性有機化合物）の暴露によって健康被害が引き起こされるとする疾病概念。人体の薬物や化学物質に対する許容量を一定以上超えると引き起こされるとされており、個人差が大きいといわれる。化学物質の摂取許容量と同様に、発症原因および症状、その進行･回復速度や度合いも多種多様であるといわれる。 本態性環境不耐症とも呼ばれる^[1]。

http://www.atopy-endo.com/docs/manual12chemicals.htmlより引用

化学物質過敏症やシックハウス症候群はアトピーと見分けが付きません。皮膚に炎症が起きる。痒みがある。いずれもアトピーの特徴だからです。

その為医者が判別が非常に難しく丁寧な問診をしてアトピーではなく化学物質過敏症やシックハウス症候群ではないか？というのが分かるぐらいです。

今の皮膚科なんてのは2時間まって5分診察ですので化学物質過敏症の診断なんてまず無理だと僕は思ってます。

アトピーを水虫と間違えたり脂漏性皮膚炎と間違えたりするスキルの低い医者がごろごろいるのが日本ですからね。

これらは検査すれば簡単に分かるものですがこんな簡単なものですら誤診がしょっちゅうおこります。

誤診が起こる理由としては検査をめんどくさいからしない。という怠慢から起こることが殆どです。

アトピーと化学物質過敏症は合併する事もあります。

娘はアトピーだったため、香料はもちろん、食べるものなど、生活のすべてを娘の体質に合わせて変えていきました。

実は、最初はアトピーだということが分からず、離乳食が始まった頃から、とにかく難しい子で苦労しました。

夜泣き、イライラ、泣き止まない、暴れるしモノは投げるし。もう、取り憑かれているんじゃないかと思うほどで、当時初めての子だったので「子育てってこんなに大変なんだ…」と思っていました。

ある日、娘にサンマを食べさせたときのことです。全身にじんましんがばーっ！と出てきて、その時に初めて魚のアレルギーだということが分かりました。

そこで検査をしてみると、ものすごい数のアレルゲンが発見されました。農薬や香料、化学繊維、花粉、卵、牛乳・・・いいものがない、というくらいのアレルギーです。これは弱ったなと…。

http://tpie-5c.jp/2012/07/post-255.htmlより引用

アトピー　無農薬で検索すると一番上に出てくるサイトです。この方の娘さんなんかはアトピーというよりは化学物質過敏症+アトピーではないかなぁと思います。

化学物質過敏症は神経系に左右するので精神的に不安定になる。また学物質過敏症の人は香料に反応する人が非常に多いです。

http://www.cssc.jp/cs.htmlより引用（周囲の無理解に苦しむ）

農薬の話に戻りますが農薬っていうのは使ったら絶対に残留します。もちろんきちんと安全性を考えられて健康に害が出ないように農薬の基準値とかも決められてます。

でも化学物質過敏症の人は微量に残った農薬にも反応してしまうのでこういう基準というのは余り意味がないんですよね。そこが農薬のデメリットです。

ただ人によって反応する闘値が違うのでそこが難しい。バケツの容量が多い人もいれば少ない人もいる。

有機野菜の上手な選び方

実際んところ農薬で反応するヒトは全部有機野菜にすればいいんだけどそれって金銭的な面で難しい人が多いというかまぁまず一部の金持ち以外は無理でしょ。

僕は主婦でもなんでもないですが無農薬野菜とスーパーで売ってる野菜の選び方は普通の人よりは詳しいと思ってます。

一時期そういうのやってましたからね。効果はなかったけど・・・・。

有機野菜というのはＪＡＳマークが付いてます。このマークが付いてるのは農薬使ってませんよーというのを国が認めた証です。

でまぁこれこそがオーガニックとか無農薬野菜と呼ばれているものだったりするんだけど超お金がかかるんだ。

有機ＪＡＳを取得する際は、１枚１枚の畑で検査料がかかる他に、
検査員の宿泊費・交通費などの費用も農家が負担しなければならず、検査は毎年あります。
作物ごとの栽培記録などの膨大な書類を作成しなければなりません。
多品目を栽培する農家にかかる負担は、コストや労力の面からみてもとても大きいと思います。

http://nijiirofarm.com/certification.htmlより引用

無農薬で栽培するのにお金がすっげぇかかるのに加えてこういう審査もあるので無農薬で栽培しててもこのマークをつけてないところとかも結構あったりする。

だからマークが付いていない分に関しては自分で直接畑に行ってみるしかない。でも実際はそんなの無理じゃん。

なので農薬の残留が心配な人はスーパーで売ってる野菜と有機野菜を上手に買い分けるのがいいとも思います。

有機野菜ってのは値段が高いイメージあるんだけど実際はすっげぇ値段の格差がある。

僕はイチゴ大好きなんですけどスーパーで売ってる奴つまり普通に農薬使ってるのだと298円。

これがＪＡＳマーク付いてるのって同じ量で2000円～3000円とかするのよ。減農薬でも1000円～1500円ぐらいだったかな。

これは無農薬で生活するのは無理だなと当時思ったモンです。めちゃくちゃ高いでしょ。

でなんでこんなに値段が高いのかというと農薬を使わないとイチゴは育てる手間がぐっと増えるから。だから高いのよ。

なのである程度アクの強い野菜とか虫が嫌がって食べない。野菜そのものが虫の嫌がる成分を出してるので農薬の量とかも少なくすむので無農薬でもそんな値段変わらなかったりする。

農薬を使わない事で育てる負担が増える野菜は高い。農薬を使わない事でそんなに育てる手間が増えない野菜は低いと覚えておく。

そうすると選ぶ際にこれは農薬を多く使う繊細な野菜だなとか。こっちは農薬が少なくても育てられる丈夫な野菜だなとわかるようになります。

肝心の選び方ですがまずタマネギとかニンジンとか地中に埋まっているものは農薬の心配というのはぐっと減ります。

農薬って地上からまくから地中にある分には問題ないと思います。料理する際に外側だけむいて捨てるとかすればだいぶ減らせます。

キャベツや白菜やレタス等、地上にどーんと生えるタイプの野菜はもろに農薬の影響を受けます。こっちは外側に農薬がついてるんでベリベリはがすと農薬が減ります。

ナベに使うほうれん草やら春菊や小松菜というのは残留農薬も多くなってるのでここらへんは減農薬野菜を使うとか下茹でをするとかしたほうがいいかも。

魚とかも養殖や海外産は純粋にまずいのでこっちも天然物とかのほうがいいかなぁとは思ってたりします。

ようするに料理をする前に手間かけるかかけないかだよね。手間かけるとだいぶ減らせます。

最近はネットで有機野菜とか減農薬野菜の配達もやってます。金銭的に余裕のある人は らでぃっしゅぼーや を使えばいいんじゃないかと。

農薬がアトピーの原因となっているというケースももちろんあるんだけどなっていないケースも多いので試して治らなかったらすっぱり諦めましょう。

そういう場合の多くは他に原因があります。