眠れないほど痒い!いても立ってもいられないほど痒いときに試すアトピー対策!
2017/04/11
そーいえば僕あんまり痒いときの対策についてあんまり書いてなかったよなぁ。
アトピーで痒いといってもいろいろあると思うんですが今回は眠れないほど痒い!いてもたってもいられない痒い!
あたりの中~重症患者向けの痒み対策について書いていきます。
1ヶ月で痒みが取れる~とかうんこみたいな痒み対策は置いておきましてすぐに痒みが取れる痒み対策だけを伸びていきます。
その為にはありとあらゆるものを何でも使います。
もちろんこれより症状の軽い人でも役に立つ内容となっているので是非是非読んでいってください。
目次
重症アトピーの痒みの原因はほとんど感染症なのでそれをまず徹底的に対策する
アトピーの痒み対策はまず黄色ブドウ球菌及びカンジダ菌の感染症対策から入ります。
これやってなくて感染症だった場合食事とか生活習慣とかステロイド塗るとかしてもほとんど意味がありません。
というぐらい感染症対策は重要です。なんでかっつーと世の中感染症にかかっているアトピーの人が多すぎるからです。
感染症にかかるとスーパー抗原という毒素を出すわけなんですがステロイドを塗っても痒みが収まらないぐらいの強い痒みになります。
毎日石鹸でキレイにしているとは思いますが石鹸だけじゃ雑菌を処理できないのが現実。
日本の皮膚科医の特徴として初診のときに病歴にアトピーと書くと感染症の診断もせずステロイドをポーンと出すステロイド自販機がごろごろいます。
というかあいつらは感染症の診断なんてできない。と思っておいたほうがいいです。感染症の診断はかなり適当です。
僕が脂漏性皮膚炎にかかったときたまたまいつもいっている病院が長期休暇中だったので3件回ったんですが診断結果はアトピー、アトピー、アトピーでした。
その結果脂漏性皮膚炎(カビが原因の奴)にステロイドを塗ってしまい超悪化した経験があります。
ステロイドは感染症に塗ると悪化しますのでステロイド塗っても効きづらいとか(1日きっちり塗ってもぶり返す)
ステロイドが効かないとかしばしば起きるわけです。
感染症対策はリスクがほぼない、安価ですむ。あたればアトピーの痒みが吹き飛ぶ&治るぐらい効果がある(アトピーというより感染症だけど)
逆に行なわなかった場合で感染症だった場合、重症アトピー一直線です。素人目にはアトピーと感染症の見分けがつかないのでとりあえずやっとくべし。
いや俺は感染症ぐらい楽勝で見分けられるけどね?という人は是非やってみてみてください。
下の画像は感染症でしょうか、アトピーでしょうか。
https://plaza.rakuten.co.jp/drkameyama/より引用
正解は全部感染症でしたー。これらの画像をぱっとみでこれは感染症でこれはただのアトピーでと見分けられる人だけが感染症対策をやらなくてもいい。
そんな奴はそもそもこのブログを見ていないと思うんで感染症対策の続きを書いていく。
こいつを夜風呂に入ったときに痒い部位に直接ぶっ掛けて黄色ブドウ球菌及びカビを殺菌します。皮膚につくと数秒経過した後ただの水に戻ります。皮膚刺激性はなし。顔に使ってもOK。
皮膚に当たると殺菌をするという特性を持つため。コットンにしみこませてから使うと効果がありません。
これは前々からブログでいってますが別にこの商品でなくてもいいです。強酸性水及び超酸性水でも代用可です。
コスパ考えるならイソジンでもいい。これは皮膚科適用で貰うことも可能
皮膚刺激性がややあり(アレルギーを持っている人もいる)。顔に使うには向かない。コットンにしみこませて使ってもいい。
使い方はお風呂場でコットンにしみこませて塗って1分ほど放置した後。シャワーで3~5分きっちり洗い流す。そうすることでアレルギーが起こる率を少なく出来る。
最初は痒いところ全身に塗らず痒いところの一部分に塗って様子を見てください。
この二つ(イソジンor感染症)のどちらかを試して痒みが引いたら感染症です。
ちなみに皮膚がボロボロとはがれおちてくる場合はカンジダ菌が死んでいる証ですのでしばらく続けてください。
ヒリヒリしたりする場合はアレルギーの可能性があるのでやめてください
特に何も効果を感じなかった場合はやめてください。
もしイソジンやCELAを使って痒みが引いたら渋柿石鹸を追加で使います。市販のくそ安い渋柿石鹸だと肌荒れるのでこちらをお勧めしときます。
黄色ブドウ球菌やイソジンでは皮膚の表面しか殺菌できず皮膚の奥のほうにいる菌が残ってしまうので渋柿石鹸の泡で殺菌します。
これを1週間ほど毎日続けた後は様子をみつつ1週間に1~2回程度殺菌を繰り返してください。
皮膚の殺菌について書くと皮膚の消毒は常在菌を殺してしまうためあまりやらないほうがいいのでは?という意見必ず耳にします。
これは健康な人ならその通りですがアトピーで感染症にかかっていた場合皮膚の悪玉菌(黄色ブドウ球菌やカンジダ菌)が多すぎると善玉菌(表皮ブドウ球菌等)が繁殖できないんできちんと殺菌しなきゃいけないんですよね。
仮にかかっていなくても感染症にかかりやすい人は週に1~2回使って常在菌をコントロールしたほうがいいと僕は思います。
そもそも感染症にかからない人はアトピーが重症化することってほぼないんでそういう人はそもそも殺菌しなくてもコントロールできる。
アメリカではハイターで常在菌のコントロールをするのが推奨されていますしね。
アトピーの痒みを抑えるステロイドの使い方を学ぼう
脱ステしてる人はこの項目はスルーで。
ステロイドの使い方ですが使うときはきっちり効果が強いものを短期間に使う。というのがステロイドの使い方です。
最近はステロイドの塗り方を教える病院も増えてきているとは思いますがまだまだステロイドをぽーんと出してそれで終わりというようなところが多い気はします。
まずはステロイドの種類から説明していきます。
https://matome.naver.jp/odai/2141967856940395201/2143294793259224803より引用
上の表には4種類しか載ってませんがステロイドは5種類の強さに分かれています。
強い順からI群最強(strongest)、Ⅱ群非常に強力(very strong)、III群強力(strong)IV群普通、中程度(medium)、V群弱い(weak)となっています。
ランクによって薬の強さはどれぐらい違うのか?という点についてはランクが上がるごとに効果が倍になるというのが文献とか論文見るに一番近い感じです。
例えばロコイド(medium)を1日2回塗るのとフルコート(strong)を1日1回塗るのはほぼ同じ効果になります。
そしてもう一つ大事な事が合って体の部位によってステロイドの吸収率は違ってきます。吸収率が高ければ高いほどよく効くし副作用も出やすくなります。
吸収率が高い部位=皮膚が薄い部分です。上の図がそれ。
大雑把に吸収率の高い部位から書いていくと顔>首>体=腕>>手=足になります。
吸収率が高い部分(顔や首等の皮膚が薄い部分)には薬の成分が浸透しやすいので弱めのステロイドが処方されて吸収率の低い部分(手や足等の皮膚が厚い部分)には薬の成分が浸透しにくいので強めのステロイドが出されます。
例えば手の甲や手のひらや足の裏等はステロイドの吸収率が悪くI群最強(strongest)でないと効果が薄くなってしまう。というかほぼ効かないので塗るだけ無駄。
子供や乳幼児に弱めのステロイドが出されるのは皮膚が薄いためステロイドの吸収率がいいからという理由があります。
自分が使っているステロイドの強さと使っている部位だけ一応チェック。
手や足は群最強(strongest)、顔や首にはIII群強力(strong)~IV群普通、中程度(medium)
それ以外の部位はⅡ群非常に強力(very strong)~III群強力(strong)ぐらいが処方される印象です。
ステロイドの間違った塗り方
共通しているのはいつまでも何年もだらだら毎日塗り続けるこれが最悪。どういう手法であれ毎日、何年も塗り続けるというのはおかしいです。
毎日塗り続けるとステロイドの副作用が起こる可能性が多くなるので毎日使うのは治療開始の初期(1ヶ月程度迄)にして症状が落ち着いたら週に3回ぐらいにもっていきたい。
ようするに休薬期間を設けるのが大事。以下やってはいけない塗り方。
①ステロイドを少量だけ塗る。
ステロイドの副作用にびびってる人に多い。きちんときめられた量をしっかり塗ることが大事。ステロイドは量が足りないとぜんぜん効かない。
具体的な方法を言うとステロイドを塗った跡にティッシュを患部に乗せます。患部をさかさまにしてはりつくぐらいべとべとしていないと量が足りていません。こんな感じ。
ステロイドを少量塗るというのは炎症も治まらない。その結果毎日塗らなきゃならないので薬の副作用が起こるのがあがるという最悪の塗り方です。
特に炎症が激しい初期の治療の初期はがっつり塗らないと駄目。ステロイドの適量というのは実際に塗って見るとかなり多いです。
重症患者なら一回全身に塗るのに5~6本の5gチューブを使い切ります。
これ見て使う量多いなぁって感じる人思うんですけど適量ですからね。薬の塗り方の指導受けてない人は薬塗る量が少なすぎることが多い。
ただし症状の軽い人が少量塗ってそれで充分効いて薬休期間が取れるならOK。そういう短期的に悪化したときに使うというのが本来の用途です。
毎日だらだらと使い続けるのが一番よろしくない。判断基準は睡眠が快適に取れているかどうかです。睡眠中の体は嘘をつきません。
2~3日塗って睡眠がぐっすり取れるぐらいの強さのステロイドを使うのが理想。
これができない場合はステロイド塗る量が足りない。強さが足りないケースが大多数です。
②予防塗り
炎症が起きてもいないの正常な皮膚に毎日ベタベタ塗る。絶対にダメ。
今はステロイドの危険性が知られてだいぶ減ったようですが昔は女性が化粧する前に顔に塗ると化粧ののりがいいからということで顔に最強のステロイドをべったべった塗って酒さ大量発生というのがよくあったようです。
③炎症が起きている皮膚の周りを塗らない
こういう風に皮膚全体に炎症がある場合正常そうに見える皮膚でも実は皮膚の下で炎症が起きています。
こういうケースだと皮膚全体にガッツリステロイド塗ったほうが再燃率少なくてすみます。
これ結構知らない人が多いみたいなんで。意識するとだいぶ違います。
アトピーの食事と痒みの関連性
○○食べるとアトピーは治るというのは都市伝説みたいなもので何か食べているものがアトピーに影響を及ぼしているというのがほとんどです。
その及ぼしている何かを除去すればアトピーの痒みがぐっと減るんですがこれが中々難しい。
http://blogs.yahoo.co.jp/evidence3198/28993472.htmlより引用
いわゆる仮性アレルゲンと呼ばれるもの。かゆみを含まれる成分が入っていて食べるとかゆくなる事もある。
食べるとかゆくなるかはその人の状況によって違うので食べてかゆくなければ除去しなくてもいい。
僕はトマト、やまいもあたりを食べるとかゆくなります。
②交差反応を起こすアレルゲン
僕は杉花粉にアレルギーを持っているわけですがトマトにもアレルギーがあります(食べると痒くなる)
それはトマトが杉花粉のたんぱく質に非常に告示していて体がスギと間違えてアレルギーを起こしちゃうんですね。これを交差反応といいます。
http://ameblo.jp/mama-labs-commu/entry-11979413048.htmlより引用
交差反応で特に多いといわれるのがブタクサカバノキにアレルギーを持っている人はフルーツが駄目。
メロンにアレルギーがある人も果物が駄目。
甲殻類が駄目な人はたいてい他の甲殻類も駄目って感じですかねー。
人によって個人差が大きいんでこれ食べると痒くなるなぁという人は是非使ってみてください。
熱湯シャワーは皮膚にダメージ多いんでホッカイロ使おう
熱湯シャワーするとすげー気持ちいいんですがあれは皮膚にダメージが多いんで×です。
僕のお勧めはホッカイロをタオル(服の上からでも)に包んで痒いところに当てるというもの。
人の神経の優先度は熱い=寒い>痒いなのでカイロをあてることにより痒みの優先度が下がる(氷水あてるとか)
プラスアルファで痒みの元になっているリンパ球という免疫細胞があるんだけどこいつは暑さにすごく弱くてカイロをあてると減る。
皮膚が赤い人とかはこいつがばんばん活動してるんでカイロあてると一瞬で痒みが減ります。
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今日のテーマはこれ。痒みがある場合はステロイドを使ったほうがいいのか? ツイッタ …
Comment
こんにちは。
いつもブログを拝見しております。
冬はアトピーが悪化しやすいタイプです。
病院でいただくステロイドをぬると、3日ほどで良くなるのですが、この冬はきれいになっても3日ほどで痒みがぶり返し、夜中にかきむしってしまい、またステロイドを塗るという悪循環になっています。ご紹介されていたお水を使用した場合、お風呂上がりにお水を吹きかけ、しばらくしてタオルでふき取り、その後ステロイドを塗るのでしょうか?それともステロイドは使用しない方がいいのでしょうか?
体の部位はデコルテあたりです。
見た目は綺麗になっても皮膚に炎症が残っている可能性があります。アトピーの場合は悪化したら悪化した分だけステロイド塗る日数を多くしなきゃならんのでもうちょっと長く塗ってみる等試すなどしてください。
その使い方で合ってるので大丈夫です。ステロイドを使ってもかまいません。
お返事ありがとうございます。
お医者さんからは強いステロイド(1週間ぐらい)→弱いステロイド(1週間ぐらい)→保湿剤の順番で様子をみましょうということになりました。
2日前からご紹介されていたお水を吹きかけると痒みが減り、夜も睡眠がとれるようになってきました。このままお水も続けてみます。本当にありがとうございました。
話は変わるのですが、京都大学と中外製薬が共同で研究をすすめているアトピーの新薬についてどう思われますか??
2年後の発売をめざしているみたいですが、保険適用か副作用はどんなものかなど、クリアになれば、私は是非試してみたいと思っております。
新薬は薬価がめちゃくちゃ高い(保険適用で2週間に1万円~)ぐらいの価格になりそうな感じなんで常用はできそうにないかなぁって感じですかね。
選択肢が増えるのはいいことだと思います。
やはり新薬はすごくお値段が高いんですね。
その後、洗濯すすぎを多くしたり、洗濯洗剤を敏感肌用にかえたり、お風呂上がりにお水を吹きかけたりとできることをしております。少しずつですが、症状も改善してきました。
ありがとうございました。
こんにちは。
このスプレーは妊婦でも使えますか?妊娠したらアトピーが顔から全身大悪化してカナリ滅入っています。改善方法あったら教えて頂きたいです。
使えますがあまり効かないかもしれません。妊娠するとホルモンのバランスががらっと変わるんでたぶんそれが原因です。
ホルモンのバランスをかえる薬やサプリというのは妊婦さんには処方しちゃいけないんで対処法は非常に少ないです。
お返事ありがとうございます。
やっぱりホルモンの関係なんですね。妊娠前はプロトピックを少し塗るくらいで大丈夫だったんですが、妊娠した今はステロイドを塗ってもあまり効きません。
対処法少ないのは残念です。
家にひきこもるくらい悪化してしまい、本当悩んでいて何か情報を知りたいです。
陰部の痒みにもスプレーしてもいいのでしょうか?
僕は使ったことないでわかんないんです。
いつも参考にさせていただいています。
柿渋石鹸のおすすめものをおしえてください。
リンクが別のになっています。
ありがとー。全く気づかず。治しておきましたZ!
こんにちは。いつも為になる記事をありがとうございます。
私は今、しつこい色素沈着(特に腰・股間周辺・膝裏・肘裏など)と格闘中です。
今の治療法としては、1時間程度の運動とシナールというビタミンC薬、ビオチン療法等で対処しています。
そして昨日、セラミドサプリを注文したのでこれを試す予定です。
ですが、なかなか良くならず相変わらずドス黒い色をしていて、とても人前に出せる状態ではありません。
また、風呂あがりや、寝ている間のかゆみも強く、ステロイドなどを塗ったほうが良いのでしょうか。
他になにか色素沈着を治す効果的な方法がありましたら、ご指導頂ければと思います。
いつも参考にさせていただいております。ありがとうございます。
寝ている間のかゆみやお風呂上り痒いっていう場合はステ塗らないときついですね。
そういう状態だとずっと炎症起きてるんでそれなおさないと色素沈着治すのはなかなか厳しいです。