アトピー攻略ブログ

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アトピーの人って汗かいたほうがいいの?汗かかないほうがいいの?

      2017/01/06

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今日は汗をテーマにかいていきたいと思います。アトピーと汗って重要な関係で夏や冬にアトピーが悪化する人というのは大抵汗が絡んできます(それ以外の要因ももちろんある)

ネットで汗について調べると汗は悪化するからできるだけかかないほうがいいという意見と汗をかくと改善するから積極的に運動したほうが言いという2種類の意見があります。

今日は汗をかくことによるメリット、デメリット書いていきたいと思います。

 

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健常者の汗とアトピーの人の汗の違い

汗というのはすごい大雑把に書くと体温調整、皮膚に無数にすんでいる常在菌の調整(殺菌)、皮脂と交じり合って皮膚の上に皮脂膜を作るというのが役割です。

いずれの役割もアトピーの症状を左右する重要な役割です。これを踏まえてアトピーの人と健常者の汗の違いについて書いていきたいと思います。

 

アトピーの人は健常者の2分の1の発汗量しかない。これは皮膚をひっかいて皮膚の内側にある汗腺の機能が壊されるというのもありますがアトピーの人は運動すると痒くなるからあまり運動しないといったものもあると思います。

ヒスタミン(痒みの元)が増えすぎると汗が出にくくなるといったデータもあります。

つまり健常者に比べてアトピーの人は体温調整が下手で常在菌の調整ができず皮脂膜を上手く作ることが上手くできないということです。

 

汗にはダームシジン (dermcidin)と呼ばれる抗菌ペプチド、ざっくりいうと皮膚の常在菌の調整を行う成分が含まれています。

アトピーの人に含まれるこの抗菌ペプチドの量がアトピーの人は健常者に比べて低い。加えて発汗量も少ないものだから雑菌が繁殖しやすい環境にあります。

そのためアトピーを悪化させる黄色ブドウ球菌をはじめとする体に悪さをする菌の数が減らすことが出来ず数が増えることによってアトピーの悪化や様々な感染症にかかりやすくなります。

夏場でも全く汗をかかない、汗をかくと蕁麻疹がでる(コリン性蕁麻疹)というのは汗腺機能が大幅に低下しているサインでもあります。

 

汗をかくときや汗の引き際がわかるのはアトピーの人だけ。僕は運動したときに汗をかくときと汗のかき終わりはめっちゃ痒くてこれは血管の拡張や収縮によって痒みが出るのかなぁとずっと思っていました。

もちろんそういう側面もあるらしいですが汗が出るときに分泌されるアセチルコリンに対してアトピーの人は敏感に反応するようです。そのため汗をかくとか痒いんだとか。

これは普段から運動をすることによってなれることが出来る(減感作療法)。アセチルコリンに対して感受性が更に高い人はコリン性蕁麻疹が出たりします。

 

ようするにアトピーの人の汗というのは健常者に比べて汗が出る量がずっと少なく殺菌作用もなくしかも汗をかくと痒くなるというような感じなわけ。

これだけ見ると運動しなきゃってあせっちゃうけどアトピーの汗というのはラスボス的な意味合いもあるのでじっくり取り組んだほうがいいです。それだけアトピーにとって汗というのは天敵でもあります。

 

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汗をかくと痒くなるのはなぜ?

運動をすると血管が拡張するのでお風呂に入ったときと同じように痒くなる。アトピーが軽くなって炎症が少なくなると痒くなくなる。

アセチルコリンが分泌されるのに過敏に反応するのはアトピーの人だけ。こちらは適度な運動を続けることによって改善可能。

 

汗を放置すると皮膚のphが上がり弱酸性からアルカリ性へと傾いてしまう。

皮膚を弱酸性に保つというのはとても重要なことで皮脂と表皮ブドウ球菌(黄色ブドウ球菌ではない)が弱酸性にすることで皮膚を守ってくれています。

ところが汗を放置するとアルカリ性に傾いてしまい皮脂と表皮ブドウ球菌が存在できなくなってしまい皮膚のバリア機能の低下や感染症へのリスク増加、黄色ブドウ球菌の増殖(アトピー悪化)等様々な悪影響が起こります。

汗をかいて放置すると痒くなってくるというのは黄色ブドウ球菌の増殖というのが大きな原因じゃないのかなぁと思います。

ちなみにこれは殺菌がよく効くので石鹸やイソジン、超酸性水(スプレータイプ)等で対策可能、外出時は汗をかいたらおしぼりで汗をふき取るという感じでもだいぶ痒みが軽減できます。

汗を放置することで悪化するというのは論文にもなっていて汗をかいた後にシャワー浴をした人とシャワー浴をしなかった人を2週間後に比べたところシャワー浴をした人のほうが優位に皮膚症状が改善し黄色ブドウ球菌の数も少なかったの報告があります。

 

汗に含まれるカビのたんぱく質が皮膚に解けてアレルギー反応を起こす。これがわかったのはつい最近のことだと思いますがアトピーが重症の人って大抵ダニ、カビに対するアレルギー反応を持っています。

これは抗菌剤入りの塗り薬(カビ)を塗るとぐっと痒みが減る。抗菌剤入りのものを使うと痒みが減るっていう論文もあります。

汗をかくと痒いという人は多いと思いますが自分がどのタイプに属するかを判断して適切に対処すれば汗による痒みをぐっと減らせます。

 

皮膚状態が悪いうちは汗を避けたほうが無難

少なくとも汁がどばどばでていたり歩くのもしんどいというような重症の人は汗をかくのはできるだけ避けたほうがいいと思う

汗をかくということは痒みと戦うということでありどれだけ汗をかくことが体に良くても汗をかくことでアトピーが悪化しては意味がないからです。

汗をかくメリット>デメリットにならないと意味がないわけです。

汗はどこから出ているのかというと汗腺という皮膚の中にある器官からでてくるので皮膚がある程度正常に近い状態でないと汗は上手く出せないわけです。

重症の人は汗腺がかき壊しでぶっ壊れていることが多いのである程度皮膚状態がよくなるまでは待ったほうが言いかなぁというのが僕の考えです。

またヒスタミン(痒みの成分)が体内に多いとヒスタミン自体が発汗を抑制するのでもしかしたらこっちが発汗を抑制しているのかもしれない。

汗を避けるなんて無理じゃんと思う人もいるかもしれませんが汗対策の最大の秘訣は汗をかいていかに短期間でさっとふきとるかです。放置する時間が長ければ長いほど皮膚のphはアルカリ性へとシフトします。

汗対策はシャワーを浴びるのがベストですがそんなん無理ーという人は汗をかいたらさっとふきとるというのをこまめにすると効果が出ます。

おしぼりかなにかを持ち歩いて1日1回休み時間に汗がたまりやすく痒くなる部分(首、肘内、肘裏、腰)をふいてみてください。きっと痒みがましになるはずです。

 

汗の上手なかきかた

じゃあ汗をかいていいタイミングはいつやねんって話なんだけどこれが中々難しい。汗に対する感受性というのは人それぞればらばらだから。

TARC(アトピーの症状を見ることが出来る検査)で軽症程度になれば汗をかいても多分大丈夫なんじゃないかなぁと僕は思っています。

これはあくまで目安で実際んとこ汗をかいて痒くなったとしても悪化しなければOKというのを目安に一回運動をして試してみればいいと思います。

汗をかくのはいいことなんだけど汗をかいたら放置せずにさっとふき取るというのを意識すればどんな運動でもOKです。

運動後汗をかいたら即効でシャワーで洗い流すというのも症状が軽いならありで軽い人ならそっちを推奨します。

とにかく汗を絶対皮膚に残しちゃいけない。汗をかくのはいいことだけど汗を放置するのはダメという事。

これさえ守っていれば汗をかくほうがアトピー改善に向かうはずです。

ただししつこいようですが汗をかくことで痒くなってかきむしりアトピーが悪化するという場合はやめておいたほうがいいと思います。

 - 汗対策

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