アトピー攻略ブログ

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アトピーを悪化させる化学物質カフェイン(コーヒー、ココア、チョコレート)について知ろう

      2017/01/06

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今日はカフェインについて書いていこうかなぁと思います。

皮膚科医いくとだいたい辛いもの禁止、カフェインを含むもの禁止(コーヒー、ココア、チョコレート)、甘いもの禁止なんていわれたりしますよね。

辛いものは分かりやすい人も多いと思うんですがカフェインというとピーンと来ない人も多いかもしれません。

僕はそこまで気にするんじゃないかなぁと思っちゃうんですけど昔酷かった頃はそれなりに反応したので書いていくことにしました。

 

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カフェインは日常的に摂取するものに多く入っている

カフェインがはいっているものはと聞くと大体コーヒー、ココア、チョコレートあたりが出てきますが市販のお茶にも使われていたり一部のドリンクにも含まれています。

他にも苦味を出す成分として使われてたり眠気覚ましの効果もあるから栄養ドリンクにも含まれてますね。他にも薬にも使われていて意図して避けない限り誰でも多かれ少なかれカフェインは取っているんじゃないかなぁ。

カフェインの効果は主に覚醒作用、利尿作用、血管収縮作用、皮下脂肪燃焼効果、軽い依存性等がある。

カフェインの中でアトピーを悪化させる可能性のあるものについて触れていきたいと思う。今回は僕が好んで飲んでいるコーヒーを例に出す。1日に400mlぐらいは取っていると思う。

 

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血管収縮作用

血管を収縮させるというのは血管を収縮させることによって血液の流れを制限して皮膚の炎症を抑えるというもの。これは悪い効果ではない。ステロイドにも同じ作用がある。

カフェインはステロイドに比べれば微々たる物ではあるものの血管収縮作用がある。血管が収縮した後、人の体は元に戻ろうと血管を拡張させる。

血管が拡張すると縮小していた血管が元に戻り血流が増加しそれに伴い炎症も酷くなる。これが悪い効果。

アトピーには関係ないけど脳に血管収縮作用が作用した場合、頭痛も起きることがある。脳がズキズキと痛むような感じの痛み。けっこーしゃれにならない痛みなので注意

 

利尿作用

コーヒーを頻繁に飲むことによって尿を出す回数が増える。するとどうなるかというと体中の栄養素が失われる。

主に失われる栄養素はビタミンC、亜鉛、カリウム、ミネラル、ビタミンB群、イノシトール(不足すると糖尿病リスク等)等。

アトピーの人というのは慢性的に栄養素が不足している人が多いらしくこれらが不足することで症状が悪化するということがあるらしい。

 

覚醒作用

自律神経に影響を与える。アトピーの人は日ごろから多大なストレスを受けている性で自律神経を調整する働きが弱くなっている可能性がある。

そういう中でコーヒーをとって外部から無理やり自律神経を無理に働かせると余計に崩れちゃう可能性があるということ。

元々カフェインを含む豆はヒスタミンを多く含むので寝る前に飲むと眠れなくなって痒みが増すといったようなこともある。

 

これらを踏まえてカフェインを取るかどうか

例題はコーヒーですけどカフェインを取って悪化するかどうかというのは本人が自覚しやすいです。

なので実際にカフェインを取ってみて悪化するかどうかのを試してみて悪化しないなら取ってもいいし悪化するなら治るまでは我慢しようねというような感じでOK。

コーヒーを取って悪化するからカフェインで悪化するというのは短絡的でもしかしたら入れている砂糖やミルクで反応しているかもしれない。

チョコレートで悪化するという人はカフェイン以外の何かに反応しているのかもしれない。

カフェインが原因でアトピーが悪化するというのはそんなにないんじゃないかと。例外というかありえるのはアトピーが重傷の人や脱ステして数年以内の人ですね。

皮膚の状態が良くないと皮膚の過敏性が高まります。保湿剤が急に合わなくなったりするアレです。あれの食事バージョンみたいなものでどんな些細なものにも反応するようになります。

代表的なものは油物とかね。食べた後凄い痒くなるしアトピーも悪化します。エビデンス(科学的根拠)ももちろんある

アトピーを悪化させるトランス脂肪酸の取りすぎには要注意!

カフェインもその中の内の一つで僕が重傷の頃はコーヒー、ココア、チョコレートを食べると悪化しました。飲めるお茶は麦茶のみ(カフェインが入っていない)だったのでまぁ確定なんじゃないかと。

ノンカフェインとついているものでも飲むと悪化したりするので当事はなんでだろうと思っていたんだけど今調べたらノンカフェインはカフェインが少ないのでゼロ表示できるだけで入っていないわけじゃないということらしい。

一応何g取ると危険とかそーいう基準はあるんだけどそれは「健康」の話で「アレルギー」については全く当てにならない。

元々自然の豆から取れるものだから豆そのものに含まれるカフェインの量も違うし日本はブレンドしてあるのが主流だからあてにならない。

普段からコーヒー飲んでいる人は1週間ぐらい止めてみてアトピーの調子が良くなるようならカフェインや砂糖が悪化させているパターンかもしれない。

いずれにせよ飲んでいる人は一旦止めてみて様子を見るというのが一番いいと思う。

アトピーに悪影響があるかどうかは個人差が大きいので好きな場合は制限するとそれがストレスでアトピーが悪化したりするしね。コーヒー、ココア、チョコレート好きな人多いし。

もう一度大事なことだからいうけど悪化するなら良くなるまでやめて様子見、やめてみて特にかわらなかったら好きにすればいいよという事。

アトピーに悪いもんを避けて生きてるとなんも食べれなくなるし飲めなくなるからある程度割り切って自分はこれとこれは大丈夫だけどこれとこれはダメだから避けるというような上手な生き方をしましょう。

 

 

 - アトピーと飲み物

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Comment

  1. 匿名希望 より:

    「コーヒー アトピー」で検索してここにたどり着きました。
    この手の治療ブログにありがちな、断定調ではなかったので
    すんなり読めました。

    参考にさせていただきます。ありがとうございます

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