病院を50箇所回ったアトピー患者がお勧めする絶対に失敗しないアトピーの病院の選び方
2017/12/29
今日のテーマは病院の選び方。たまにアトピーなんてどこの病院にいっても薬を出されるだけだからという人がいますが大きな間違いです。
薬塗るだけでアトピーが治るならとっくに治ってるしアトピー患者の数も激減しているはずです。
僕の経験上3ヶ月経っても症状がよくならない場合さっさと病院を変えたほうがいいです。
それだけ病院というのはアトピーを治す上での影響力が大きいから。重症患者でも病院を変えれば治っちゃったという例もあります。僕がまさしくそうでしたから。
僕は50箇所ぐらい回ったんだけど全然違う。治療と呼ぶのもおこがましいレベルだしヤブひくと人生ぶっ壊れます。
特に保湿剤の使い方、ステロイドの使い方がきちんとできているかどうかはアトピーが治るかどうかに大きく影響します。
患者には医者を選ぶ権利がある。それを放棄するのはすんごいもったいないよ!
すっごい良い先生だけど全然治らないから病院を買えます。先生に沿うはっきり言える勇気も必要だ!
今のアトピー治療の現状
アトピー治療の現状のアンケートです。2014年9月のニュースです。特にステロイドの使い方の項目は重要で大雑把に計算しても医者の2割が間違った知識で教えていて患者の5割が間違った使い方をしています。これの大元がこちら
これじゃステロイドの効き目もあまりよくないし炎症だけが残り延々と塗り続けることになるので副作用のリスクも高くなる。薄く伸ばして塗るというのは一見副作用のリスクを考慮した体にやさしい塗り方に見えますが副作用を起こす可能性が高くなるリスクの高い塗り方です。
薄く塗るよりべったり塗ったほうが薬がきっちり効きますし炎症を短期で抑えられます。もちろん薄く塗っても薬が効く人はそれでいいかもしれませんが全員に薄く塗るようにと指導すれば必ずステロイドを何年にもわたってだらだら塗るという患者が出てくるだろうなぁと思う。
また6割の患者が体や手足に塗るステロイドを処方されてなかったとも書いてあります。これも問題で皮膚は部位によって皮膚の厚さが違うので薬の吸収率に差があります。
一般的に顔や首の皮膚は薄く薬の吸収率が高まり薬の効き目もあがりますが薬の副作用率もあがります。皮膚が厚い場所はこの逆です。
通常なら必ず皮膚の薄い部分につけるステロイドと厚い場所につけるステロイドの2種類が処方されるはずです。一番多いのは顔、首に塗るステロイドとその他に塗るステロイドに分けられるのが多いかと思います。
それをなんでしていないのかというと・・・一言で言うなら医者の怠慢もしくはスキル不足となります。
ステロイドの基本的な使い方だけでもこれだけ間違っている医者が多いのにアトピーの炎症に合わせて適切なステロイドを使って患者の症状にあわせた生活指導をするなんてことは殆ど期待できないです。
病院を変えるにあたって
一番ベストな選択肢はアトピーの診察を受ける際は予約が必須な病院を選ぶ。これは予約が出来るほど人気だから安全だというわけではないので勘違いしないように。
まずアトピーの初診というのはとにかく時間がかかります。まともな病院ならいままでの病歴や薬の塗り方や生活指導等を事細かに説明したり患者さんに聞いたりすると思います。
ところが予約なしでこられるとその説明だけで大幅に時間が取られてしまうので他の患者さんに迷惑がかかってしまうので患者さんにアトピーについての説明を満足にできません。
だから予約をしてきちんとその患者さんに対しての時間を取っているわけです。ちなみに予約も何もしない病院では時間がないからという理由で薬だけポンっと渡されることが殆どです。
患者の立場からすると時間がないからというのは言い訳にしか聞こえないんですけどね。
だから予約のある病院ではきちんと説明してくれる病院が殆どだし疑問にもきっちり教えてくれるので「はずれ」というのは少ないと思います。
そしてもう一つ予約はなくとも定期的にアトピーに関する説明会というのをやっているところがあります。こちらは初診でも大雑把な説明しかされないと思います。
予約は患者に説明する時間がないから時間を作るというスタンスですが説明会は時間がないから後で患者さんを大勢でまとめて説明するよというスタンスです。
例を挙げるなら九州大学(アトピーの教科書作ってる人がいる一番有名なとこ)では昔から患者さんに塗り方の指導をして成果を挙げるといった事をしていたようです。
そこまでするのめんどくさいなぁと思う人は変えなくてもいい
いやアトピーでそこまでするのめんどくさいなぁと思う人結構いると思います。ぶっちゃけたまにステロイドと保湿剤塗って症状治まるって軽い人ならそこまで気にしなくてもいいかもしれません。
問題はいまアトピーで困っている人、例えば夜かゆくて眠れないとか、普段かゆくて集中できないとか日常生活を送る上でなにかしらアトピーガ邪魔になっているというのなら絶対に病院を変えたほうがいいです。
結局のところ薬の使い方というのは炎症の程度によってステロイドや保湿剤を使い分けるというものですが患者さんが自己判断で薬を使うと99%失敗します。
だからこそスキルのある医者から薬の使い方を教わる。ここの炎症にはこの薬という指導を具体的にしてもらうというのが一番手っ取り早い。その指導が出来るのはある程度スキルがある医者だけだから。
病院を変えなくてもよくなる方法はある
病院変えてるけど中々よくならないという人は大抵の場合自分に原因があると思ってください。
どうもアトピーの人は性格的に優しいというか引っ込み思案というかアトピーだからそうなるのか家庭環境ゆえにそうなるのかわからないんですが「診察のときにわからないことをなぜか聞かない」という特徴があります。
これは医者への不信感だったりアトピーは治らないとあきらめていたり後ろ向きなものからくるのが多いんじゃないかなぁというのが僕の経験上あります。
この動画ですがアトピーあるある的な感じですごい適格だと思います。この動画を見て自分に思い当たる節があるな。と思う人は改善したほうがいい。だって自分のためにならないんだもん。僕もこんな感じで診察受けてます。
自分に治そうという強い気持ちがなければどんな名医でもアトピーを治すのは無理なんだよね。医者はアトピーを治す手伝いをするだけであってアトピーを治すのは自分だ。
もちろん疑問点や質問をするといきなり怒鳴り散らしたり不機嫌になったりする医者もいる。そういうトラウマがあって質問できないという人も多いんじゃないかと思う。
そんな医者はとっとと変えてしまえばいいんだ。医者は神様でもなんでもない。こつこつ探せば絶対に自分にあった医者に出会える。
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