アトピー攻略ブログ

アトピーを完治させたい全ての患者へ。医者に依存せずに考える患者になるために。

アトピーの汁で悩んでるなら亜鉛華軟膏か亜鉛華単軟膏(サトウザルベ)がお勧め!

      2016/02/01

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今日は亜鉛華軟膏と亜鉛華単軟膏(サトウザルベ)について書いていきます。亜鉛華軟膏と亜鉛華単軟膏(サトウザルベ)は薬としてはほぼ同じなんだけど含まれている成分が違うので微妙に役割が違う。

分けて書いてもいいんだけどささやかな違いなのでまとめて同じ記事で書くことにしました。

アトピーの薬というのは保湿剤(オイルタイプorクリームタイプ)と抗炎症薬(ステロイドや非ステロイド系)に分かれますが亜鉛華軟膏はちょっと特殊な役割があって使い方を誤るとアトピーが悪化します。

亜鉛華軟膏は皮膚を乾燥させて汁のじゅくじゅくを防ぐといった特殊な役割があるので普通の皮膚には塗ってはいけない。皮膚が乾燥しちゃうからね。

一番やっては駄目な注意事項に触れたところで亜鉛華軟膏についてのあれこれを書いていきます。

 

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なんで汁を乾燥させる必要があるの?

重症に片足突っ込んだアトピー患者なら一回は体験したことのある汁。あれは浸出液といってアトピーの炎症が酷くなることによってそれが血管の中から漏れ出したものを言います。

どういうメカニズムで起こるかというと皮膚に炎症が起きると皮膚の下の血管が膨張する。そこに刺激が加わると過敏性の行進によってそこから汁がにじみでるというものです。

普通の湿疹や炎症ならまず汁が出ることはありませんから軽いアトピーの人は炎症が酷くなると浸出液がでるといった事を知らない人も多いかなぁと思います。

ある程度重いアトピー患者では浸出液が出ない時期=調子がいい時期、出る時期=悪い時期みたいに捉える人もいます(僕が昔そういう考え方をしていた)

患者の間では汁とかリンパ汁とか呼ばれてたりします。この汁の成分には皮膚を治す様々な成分があるのでふき取らないことが重要。

不快なんでティッシュでぺたぺたやると予後がよろしくないのでガーゼをあてて皮膚にとめておくのが正解です。

え?ガーゼですむならこんな薬塗って乾燥させる意味ないよね?というのは当然の疑問ですが実はこの汁には負の面もあります。

 

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汁による黄色ブドウ球菌の増殖

アトピーの人の皮膚には黄色ブドウ球菌という細菌が普通の人より多くすんでいます。

なぜ普通の人と比べて黄色ブドウ球菌が多いのかというと発汗機能が健常者に比べて50%程度といわれていてかつ汗に含まれる免疫グロブリンA(皮膚の常在菌の悪い奴のみをやっつける)が少ない事。

そのせいで常在菌を調整することができずに黄色ブドウ球菌が増えてしまうものと考えられています。特に汁の出る部分では健常者の100倍~1万倍の数が見つかることも珍しくない。

この黄色ブドウ球菌ですがアトピーの重症化を担う要因の一つで皮膚バリアの破壊を行い痒みや炎症を増加させる。

増加しすぎるとステロイドが効きにくくなる。そういう場合は抗生剤入りを塗るとよく効く。

しかし黄色ブドウ球菌は抗生剤に耐性を持っている種類もいる為(MRSA)そういう場合は抗生剤入りのステロイドでも効かない。

そういう場合は別の抗生剤(飲み薬)を内服してからステロイドを塗らないと中々効かないといった面倒な手順が必要となる。

傷口から黄色ブドウ球菌が入りとびひやヘルペス(悪化するとカポジ等)の感染症を引きおこす。

まとめると黄色ブドウ球菌はアトピーを悪化させステロイドを効きにくくしとびひやヘルペスも起こすというアトピーにとっては悪魔のような細菌なわけ。

汁の部分に黄色ブドウ球菌が凄い勢いで繁殖するからその繁殖を速やかに防ぐために汁を乾かし消毒するというのが亜鉛華軟膏の働きだ。

亜鉛華軟膏は汁が出た場合の応急処置なので汁を押さえるために殺菌を施す必要あり。汁が出ているって事は感染症にかかっている可能性が高い。

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こういう感じならまず感染症なので病院にいこう!病院で対処してくれない場合もあるのでそういう場合は自力で対処。

黄色ブドウ球菌対策は下の二つの記事を読むとなぜ対策が必要にうなるかがわかるのでお勧め。

アトピーの原因は黄色ブドウ球菌なの?黄色ブドウ球菌対策について徹底的にまとめてみた

石けんの使いすぎはアトピーを悪化させる!石けんの選び方とお勧めの石けんについてまとめてみた

 

亜鉛華軟膏

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http://www.yoshida-pharm.jp/item/drugphoto_detail.php?id=6より引用

100g中に含まれる酸化亜鉛(亜鉛華軟膏の主成分)=20mg(20%)。添加物に流動パラフィン、サラシミツロウ(ハチの巣を固めたもの)

セスキオレイン酸ソルビタン(合成界面活性剤、乳化剤)、白色ワセリン、基剤は白色軟膏です。

効能

次の皮膚疾患の収れんや消炎や保護や緩和な防腐。

外傷、熱傷、凍傷、湿疹や皮膚炎、肛門そう痒症、白癬、面皰、せつ、よう。

その他の皮膚疾患によるびらんや潰瘍や湿潤面。

アトピーでは汁を乾かし黄色ブドウ球菌の増殖を防ぐという用途にもっぱら使われます。若干の抗炎症作用や皮膚の再生を助ける効果もある。

使用方法の注意

症状に応じて1日数回塗る。もしくはガーゼに塗ってガーゼをはる。

汁の出ている部分にステロイドを塗って亜鉛華軟膏をガーゼの上に出してそのままガーゼを患部に当ててテープで固定するといったといった使用方法もあります。

これは重層療法と呼ばれていたりしますね。重症の人によく使われる使用方法です。目には使わない。当たり前だけど。

重い火傷にも向かないし使ってはいけない。副作用報告は赤くなったり痒くなったりかぶれたりする等がある。そういう症状が出たら使用を中止すること。

亜鉛華単軟膏

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http://www.packageinsert.jp/detail/662640566/10percent-zinc-oxide-ointment-nikkoより引用

100g中に含まれる酸化亜鉛(亜鉛華軟膏の主成分)=10mg(10%)。添加物にサラシミツロウ、ダイズ油

サトウザルベ

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http://www.packageinsert.jp/detail/620005265/satouzarube-ointment-20percentより引用

100g中に含まれる酸化亜鉛(亜鉛華軟膏の主成分)=10mgもしくは20mg(10%もしくは20%)。添加物にサラシミツロウ、ナタネ油

効能

次の皮膚疾患の収れんや消炎や保護や緩和な防腐。

外傷、熱傷、凍傷、湿疹や皮膚炎、肛門そう痒症、白癬、面皰、せつ、よう。

その他の皮膚疾患によるびらんや潰瘍や湿潤面。

アトピーでは汁を乾かし黄色ブドウ球菌の増殖を防ぐという用途にもっぱら使われます。若干の抗炎症作用や皮膚の再生を助ける効果もある。

使用方法の注意

症状に応じて1日数回塗る。もしくはガーゼに塗ってガーゼをはる。

汁の出ている部分にステロイドを塗って亜鉛華軟膏をガーゼの上に出してそのままガーゼを患部に当ててテープで固定するといったといった使用方法もあります。

これは重層療法と呼ばれていたりしますね。重症の人によく使われる使用方法です。目には使わない。当たり前だけど。

重い火傷にも向かないし使ってはいけない。副作用報告は赤くなったり痒くなったりかぶれたりする等がある。そういう症状が出たら使用を中止すること。

亜鉛華軟膏と亜鉛華単軟膏(サトウザルベ)の違い

亜鉛華軟膏は主成分が20%入っているのに対して亜鉛華単軟膏は10%となっています。ようするに薬の主成分の割合が違うわけです。

薬の効目は当然主成分が多いほうが強いから亜鉛華軟膏>亜鉛華単軟膏。汁が多いときは亜鉛華軟膏のほうが向いている。一方で効目が強いということはそれだけ薬の作用や副作用のリスクも高まる。

つまり長期使用する場合や汁がそんなに酷くない場合には副作用のリスクを下げるためにも効果の穏やかな亜鉛華単軟膏が向いているということです。

そしてもう一つはワセリンベースの基剤か植物油がベースかの違いです。

アトピーで汁が出ている状態というのは皮膚がとても悪い状態で刺激が少ないワセリンですらしばしば刺激になるといったことが起きます。

そういう人がワセリンではなく別の油をベースの保湿剤に変えたら刺激がなくて肌に合うといったことがしょっちゅうあります。これは逆パターンもあるので完全に好みの問題。

つまり亜鉛華軟膏が合わない人は亜鉛華単軟膏を使うともしかしたら使えるかもしれない。という事です。

後は亜鉛華軟膏のほうがワセリンベースなので長持ちしますが亜鉛華単軟膏は天然の素材を使っていて防腐剤を含まないので保存が利きません。

亜鉛華単軟膏の中でも特に刺激が少ないとされているのがサトウザルベです。他の亜鉛華単軟膏は10%しかないんだけどこちらは10%と20%の2種類あります。

亜鉛華単軟膏はダイズ油でできていますがサトウザルベはナタネ油でできています。

菜種油でできたサトウザルベのほうが使い勝手がよく皮膚に刺激が少ないとされています。

 

まぁぶっちゃけ細かな違いはあれど大きな違いはないです。覚えておくべき点は主成分の濃度によって薬の強さが違うこと。亜鉛華軟膏は保存が利く。亜鉛華単軟膏やサトウザルベは保存が利かない(6ヶ月程度)

亜鉛華軟膏が肌に合わない場合は亜鉛華単軟膏もしくはサトウザルベを使ってみると肌に合うケースがあるというところを覚えておけばOKだと思います。

 - 非ステロイド外用薬(NSAIDsも含む)

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Comment

  1. ぽこ より:

    親水軟膏についても教えて下さい☆

  2. まめ より:

    大変参考になりました。有り難うございました。今の中年くらいまでの医師によっては、ワセリンがあわないといっても無視されたりとアトピー患者に真摯に向き合うかたが少なく感じます。高齢で亡くなられたお世話になってたお医者さんは人の話をじっくり聞いて優しく診てくださいましたが、自己中心的で人を見下す方が多いので恐ろしくなります。サトウザルベは私には少しチリチリするので様子を見ながらということがわかり不安が解消されました。有り難うございました。普通はそれを処方した医師説明すべきかと思います。
    よくここまで情報をお持ちで提供してくださり本当に有り難うございました。

  3. 匿名 より:

    なぜ亜鉛華というのでしょうか?

    せっかく詳細に書かれているのに名称を間違えていて残念です。

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