アトピーがストレスで痒くなったり悪化する理由知りたくありませんか？

医者｢うーんこの悪化はストレスですね。（原因わからんからストレスっていっとけばええやろ）｣

みたいな奴大嫌いなんですよ！2時間待って3分診療でわからへんから原因ストレスにしとこ！ってきれてもいいレベルだと思う。

僕はこういうあやふやな答えが大嫌いなのでストレスっていわれたら必ず食い下がってました。

僕「この悪化って中枢神経の痒みではなく末端神経の痒みだと思うのでそれって違うんじゃないんですか？」

と医者と口論を繰りひろげていたら二度とくるな！と追い出された経験がある。

アトピーの場合ストレスで明らかにかゆみや症状が変わるからそれに対してアドバイスできない医者はマジやめたほうがいい。

まずアトピーのストレスによる痒みや悪化を理解するには中枢性のかゆみと末梢性のかゆみについて理解しなければいけない。

アトピーの痒みでここ痒い！！ってのは末梢性のかゆみです

アトピーの痒みというのはすごい複雑なんですが上の表みたいな感じになります。

非常に難しそうに感じますが「どこが痒いの？」と聞いて「患者さんがここが痒いと特定できる」のは全部これにあたります。

ヒスタミン（かゆみの成分）を含む食べ物（トマトとか青魚が代表例）を食べると全身めっちゃ痒くなったり。

ちょっとかゆいなーってときにひっかくと更に痒くなったり・・・・。

めっちゃ痒い皮膚に熱湯シャワーぶちあてるとめっちゃ気持ちよくなるのも実はこれ（痒みが限界を越すと快感になる）

この末梢性のかゆみなんだけどこれすべてに対して効くのがステロイドとプロトピック。

皆さんご存知だと思いますが塗るとすっげぇ痒みが引きますし一瞬で皮膚の炎症も治る万能薬的なポジションに当たります。

もうひとつは抗ヒスタミン剤。ぶっちゃけるとあんまり効かない飲み薬です。

飲み薬も効果が違うんでうまく選べばかなり効果があるんだけど医者も結構適当に出すんであんまり効かないなぁというのが多数。

これに関してはこの薬あんまり効果ないなぁと思ったら変えると意外と効果あったりするんで適度に変えるのをお勧めします。

中枢性のかゆみ

http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=chishiki&c2=2&c3=1&n=4より引用

中枢性のかゆみというのもごちゃごちゃーと難しい名前が並んでますがこちらがストレスによる痒みにあたります。

アトピーの痒みで言うと1～2割ぐらい。こちらは「痒いんだけどどこが痒いのかわからない。といった類の痒み」だ。

どうしようもなく痒いんだけどどこが痒いのかも分からんって感じ。

例えば何かイライラしたときに全身をかきむしってしまったり痒くなったりするがまさにアレが中枢性の痒み。

末梢性のかゆみというのはC繊維やかゆみレセプターといった痒みを伝える神経を伝わって大脳に伝わる。

汗をかく→痒い→我慢できなくてかきまくるみたいなのをイメージしてもらえればいい。

一方で中枢性の痒みはC繊維やかゆみレセプターといった痒みを伝える神経を伝わらずに血液を通して大脳に直接伝わる痒みだ。

ストレスでイライラして痒い→かきまくるみたいなイメージと言えばわかりやすいかな。

血液といってもぴーんとこないかもしれないが血液中にある肥満細胞や炎症性サイトカイン（末梢性のかゆみを起こすもの）が血液中で増えるとオピオイドレセプターといったような痒みを起こす成分がどんどん作られる。

それが血液中に増えすぎると大脳に直接かゆみを伝えてしまう。という非常に厄介なもの。

通常こういう痒みを起こす成分が増えると体がバランスを取ろうとして体の外に排出しようとする。

しかし体外に排出能力が落ちている人（肝臓や腎臓が悪い人）や極端に痒みの成分を産制するのが多い人（アトピーや乾癬等の病気）は体の処理能力がオーバーして対処しきれない。

アトピーの人は後者が多くどこが原因なのかわからないむずむずする痒みというのがいつまでも起こってしまうというわけだ。

こちらも同じくプロトピックやステロイドで末梢性のかゆみを改善してやると自然と落ち着いてくる。

ちなみに腎臓や肝臓が悪い人というのは病名で診断されるレベルの重さなので多少そういう臓器が弱くても大丈夫だと思われる。

ストレスによる痒みはどうすればいいのか？

じゃあプロトピックやステロイドや抗ヒスタミンでアトピーの痒みってなくなるんじゃん。と思っちゃいがちだが例外なのがストレス。

ストレスを受けたときに中枢性に痒みを起こす成分が増えることがわかっている。つまりストレスがある環境に長いこといると痒みの限界値が下がります。

よくいらいらしたときにどこをひっかいてもいないのに急に頭をぼりぼりかいたりするのがまさにこれだ。

受験や就職や仕事での慢性的なストレスや家庭環境によるストレスが続けば痒みの限界値を下げかく回数が増えてアトピーが悪化するというもの。

これは血液中にある肥満細胞や炎症性サイトカイン（末梢性のかゆみを起こすもの）が血液中で増えてオピオイドレセプターが増えるといったものと違って単独で増えるのでステロイドやその他もろもろは効きにくい。

よくアトピーの人はストレスに弱いというのは聞きますがいっつも痒いし自分の行動にも制限かかるし眠れないしで当たり前である。

俺アトピーなんだけど全然ストレスとか感じないんだよね。とかいう奴がいたらそいつはもはや人間ではない何かだと思う。マジで。

誰だってアトピーによる様々なストレスを我慢しつつ生活すればストレスもたまるしそこに仕事や家庭環境などのストレスが重なれば当然悪化すると思うんですよねー。

じゃあストレスを無くせばいいじゃんと誰もが考えるがストレスを無くすことは不可能だ。ストレスを減らすことはできるけどストレスを無くすことはできない。

ここでストレスをなくす方法を教えましょう。

睡眠を多めに取る、バランスのいい食事。一人で抱え込まないようアトピーの事を相談する。

どう？これ僕が医者から教えてもらったストレス解消法なんだけど糞の役にも立たないでしょ？

そんなんでストレス解消するなら苦労しねーわ！それができねーから困ってるんじゃ！

だったら自分で探すわボケカスが！というわけで当時の僕はストレス解消法を探し回ったのを書いているのが下の記事です。

アトピーのストレスを無くす為にローヤルゼリーを試したら抜群に効いた

僕ローヤルゼリー飲んでわかったんですけどストレスで疲れてる人ってストレスで疲れてることに気づいてないのがヤバイ。

体の疲れはわかるのに心の疲れはわからない人ってかなり多いです。