アトピー治療は「正しい」「正しくない」を基準に治療すると99％失敗する

今回のテーマは正しさについて。昨日書いた３０分ぐらいで書いたこれが思ったより好評だったので。

僕が常に気をつけていることはアトピー治療は「正しい」「正しくない」で選ばないということ。

僕は完璧主義なところがあってつい「正しいか」「正しくない」かで判断してしまうんだけどこれをやると大抵こじれるし失敗する。

どの意見を参考にすべきか

アトピー長いことやってると色んな意見を耳にします。あの薬は体に使うと悪いとかいいとかを筆頭にあれは体にいい、悪い、もう無数の治療法に溢れています。

色んなおせっかいもあるよね。近所のおばちゃんがこれにいいから使いなよ！とか友達がこれがお勧めとか！

僕たちはその無数にある中から自分に合った治療法を見つけなければいけない。そのときに「正しい」「正しくない」を基準に選ぶと確実に失敗します。

いやもう本当これやめたほうがいい。この考え方は毒にしかならないのでごみばこにポイしとけ。少なくとも今はね。まだ早い。

重要なのは「生活が楽になるか」「生活が楽にならないか」、「役にたつか」「たたないか。」でもいいかもしれない。これで判断するのが楽です。「アトピーじゃなく生活」。

アトピーで正しさを主張すると必ずこじれます。その代表的なのがステロイドやプロトピック等の免疫抑制剤ね。

ステロイドは何年も前から使われてきたしとても安全だよ。リバウンドなんてしないし効かなくなることもない。脱ステなんて無駄だし辛いしさっさとやめたほうがいいよという人。

そんなことはない。実際効かなくなってきたし塗ってなかった部位にも広がった。ステロイドはとても危ない薬だ。という人。

これは薬を例に出したけどネットではＡはアトピーにいいよ！という意見がありＡは体に悪いからやめたほうがいいよ！という正反対の意見がごろごろしている。そういうときは正しさで選ばない。

正しさで選ぶ人は相手の意見をまず否定する

アトピーの人は自分が思ってる以上に正しさを基準に選んでいる人が多いと思います。この後の文章を読んでいらいらするって人はおそらく正しさを基準に選んでいると思います。

昔の僕の癖なんだけど近所のおばちゃんからクリームを貰ったら使わずに即効でごみばこに捨てたり友達にこれはアトピーにいいって言われても心の中では馬鹿にしてた。

アトピーで苦労したこともないくせに僕がどれだけこの病気でどれだけ苦労しているかおめーらにはわからんだろ！というような思いがあった。

正しさで選んでいる人はまず意見を否定し自分の意見にそぐわない物を排除、拒否する。これの根底には「自分がアトピーについて正しい。詳しいという自惚れがある。」

だから近所のおばちゃんからこれがいいわよと薦められても試しもしない。自分が「正しいから」。

友達にこれがいいと進められても試そうともしない。むしろ馬鹿ににしてる。自分のほうアトピーに詳しいが故に「正しい」と思い込んでいるから。

素人は馬鹿にしてるんだけど医者に言われると意思が揺らぐ。相手が「正しい」から屈する。自信がある人にも弱い。

この文章読んでそんなことない！って思いませんでした？自分の中で言い訳を色々並べませんでした？今とてもイライラしている人もいるかと思います。

ズバズバいっちゃったけど当たってる人多いんじゃないかなー。これはもう心の癖だ。この癖がある人はすごい治り難い。けど治す必要はない。自覚するのが大事。

この癖がある人は自分が「正しい」と思ったことにはすごいのめりこむ。アトピーに納豆がいい。と思う人は一日に3～4食食べたりするし運動がいいと思う人はぶっ倒れるまで運動をする。

アトピーが良くなるかどうかというのは二の次でアトピーが悪化してもやめないあくまで自分の中で「正しい」かどうかが大事。矛盾してるんだけどこういう本当に人多い。

僕は楽になるか楽にならないかで選んでます

最近はアトピーもめっきりよくなって近所のおばちゃんや友達にアトピーのあれこれを薦められることはなくなったんだけど当時を思い出すともったいなかったなって思う。

クリームなんて何千円もするしそれ使っとけば少しでもアトピーは楽になったんじゃないか。

友達に進められたのを馬鹿にせずにちょっとでも試してみたら楽になったんじゃないかと思うようになった。

アトピー治療で大事なのは否定せずにチャレンジする心。なんでも否定せずに試してみるのが大事。それで楽になれば続ければいいし楽にならなければスパッと止めればいい。

僕は昔アトピーの為に夜10時に寝て朝6時におきて食品添加物もできるだけ避けて体に悪そうな物やお酒もお菓子も止めて人とも極力付き合わずというような生活をしてました。

僕はこのアトピー治療が「正しい」と思ってやっていたんだけど全然アトピー良くならなかったしむしろ生活がつまらないし苦痛だった。でも続けてた。おかしいでしょ？ｗ

ある日を境にすぱっとやめた。それでアトピーは悪化したけど生活は楽になったし心もずいぶんと楽になった。それ以降はずっと楽になる治療を選んでやっている。アトピーも良くなった。

ここでもう一度言うけどアトピー治療に正しいものなんていうのはない。人の体は千差万別だしライフスタイルも違う。生活が楽になるか楽にならないかで選んでください。

僕は上のような生活をやっていたけど相当辛かった。元々僕はズボラなので10時に寝て6時に起きるというのもお酒もお菓子も大好きなのでとても辛かった。

ズボラなので運動もいや！食事制限もいや！ひたすらアトピーを悪化させずにいかにさぼりつつ楽にする方法を考えた。こう文章に書くと僕が治療頑張っていない屑みたいなんだけど僕はいたって真面目だ。

そうすると薬に頼るというのが一番楽かなと思った。時間が拘束されないし他に面倒なこともない。「すごい楽」だ。

しかしよくよく考えると薬の使い方やアトピーの事を知らないなぁ。これは放置すると「めんどくさい」んだけど後回しにすると「もっとめんどくさくなる」という予感があったので勉強する事にした。

というような動機で書き始めたのがブログのきっかけ。今では色んな知識が増えたのでだいぶ「楽」です。やりはじめてよかったアトピーブログ。

途中から話ずれちゃったんだけどシンプルに楽になるかならないかというのを選んでくださいね。科学的に見てあるいは客観的に見て正しいとか正しくないとかはどーでもいいです。

その治療法が自分にあっているかどうかというのを考えてみてください。楽しい人はそのまま続けてください。楽しくない人は自分がどうしたいか考えてみてください。