頭皮のアトピーのふけ、痒み、乾燥対策について!頭皮のアトピーを劇的に悪化させる5つの原因は?
2016/03/28
頭皮のフケ、頭皮の痒みや乾燥で悩んでいるアトピーの人多いはずなんだよなぁ。というわけでこの記事を書いてみる事にします。
今回はアトピーのフケ対策の仕方を書いていこうかなと思っています。頭皮のフケや落屑が治れば頭皮の乾燥や痒みも収まります。
頭皮のアトピーってフケがぼろぼろおちるので肩とかにつもって自分は清潔にしているつもりでも周りから見るときったねぇなこいつって目線で見られます。
徹底的に綺麗しているのに歩くだけでフケが落ちるからそのフケを仕方なしに払っていると周りからは不衛生とか思われる。アトピーあるあるだよね。
一番困るのが学生時代で日本の学校って黒が多い。そのせいでフケがやたらめったら目立つからそれのせいでいじめの原因になる。というか僕が苛められてたからね。
僕の高校時代は黒のブレザーでしたからブレザーにフケがつもって真っ白になってあだ名が粉野郎だとかそういう陰口を叩かれた。
後地味に困るのが眼鏡使ってるとフケが眼鏡のレンズにのるので掃除がめんどいとかもあるよね。
そんなフケに悩まされていた僕も今ではフケとはストレスフリーな生活を送っています。フケや痒みをちょっとでもましにしたい!と言う人は是非読んでください。
目次
頭皮に付く物を徹底的に疑ってみる
基本中の基本。皮膚に付けるもの触れる物は体にとって異物でありどんなモノでもアレルギーを起こす可能性がある。
それは毎日使うシャンプーにかぶれているのかもしれないしあるいは毛染めによるかぶれかもしれない。
もしかしたら毎日作っている枕が原因かもしれないし頭皮につけるワックスが原因だとか実は毎日使っている帽子が原因だったという事もある。
アレルギーというのは突然発症するもので昨日安全に使えていたから今日は安全だ!というの保証はないわけです。
だからこそ悪化したときは今まで頭皮に使っていたもの、あるいは触れているものを「これは安全だ」という先入観を捨てて客観的にみることが大事です。
とはいえ頭皮につけるものというのはそんなにないので絞り込む事は比較的簡単です。
まずはフケの種類で原因を大雑把を特定
http://fuke.hajime123.net/2_1.htmlより引用
まず人が見られていない場所に行き頭からフケを落としてどんなフケかみてください。フケにも種類があってそれで原因を特定できます。
フケを落とすと小さいですか?粉が細かく無数に落ちるのはシャンプーによる洗いすぎが原因の可能性が高いです。大きいものが混じるという事もありますが基本は細かい粉が多い。
逆に髪の毛が脂っぽい。フケが大きい。と言う人はこの項目を読んだ後目次を使って脂漏性皮膚炎の項目へジャンプしてください。アトピーではなく脂漏性皮膚炎の可能性ありです。
乾燥しているフケはシャンプーによる洗いすぎによる皮脂が出ないせいでパサパサになったフケ。一方脂っぽいフケは皮脂の過剰分泌による頭皮トラブルによるフケです。
つまりフケには2種類合ってシャンプーの洗いすぎで皮脂がでなくなっている頭皮が荒れている状態(乾燥フケ)と皮脂の過剰分泌で頭皮が荒れている状態(痒みや脂っぽいフケはその前兆)があるわけ。
まずはこれで大雑把に原因を絞る。アトピーの人は殆どは白く細かいフケのほうが多いかな。
1500円以下のシャンプー使ってませんか?
http://hishidown.web.fc2.com/より引用
アトピーの場合頭皮のフケやかゆみというのは大体安いシャンプーが原因。普通の人が使う分には1500円以下でも全然問題ないと思う。そこを勘違いしないように。あくまでアトピーの人にとってはだから。
安いシャンプーの何がアトピーの頭皮にとって悪いのかと言うとシャンプーに含まれる合成界面活性剤の洗浄力が強すぎる故に起こる頭皮の乾燥及び皮脂不足です。
皮脂が不足すると油分がなくなる為頭皮がぱさぱさになりフケもぱさぱさになります。また皮膚の保湿成分ごっそり抜け落ちた状態です。
シャンプーはノンシリコンだとか無添加だとか自然素材だとか植物エキス○種配合だとか赤ちゃんでも使えるとか色々メーカーが売り文句考えてますけどあれは基本信じちゃいけないからね。
シャンプーを選ぶ場合まず見るべきは合成界面活性剤から。シャンプーの洗浄力というのはシャンプーに含まれる合成界面活性剤で9割型決まります。
そして皮膚に優しい合成界面活性剤は基本的に値段が高くなっていて洗浄力の高い合成界面活性剤は大量生産できる故に安い。
つまり値段が高い=いいシャンプーと言うわけではないですが値段が安い=アトピーには刺激が強すぎるであろうシャンプーです。
シャンプー使ってて悪化しやすい部分は頭皮は案外たいした事なくておでこ、うなじ、耳周辺の3点セットが酷くなります。これにピンっときたらシャンプー変えてください。
市販の安いシャンプーというのはDoveとかハーバルエッセンスとかLUXとかね。普通の人が使う分にはあんまり問題にならないと思うんだけどアトピーの人が使うと大抵駄目。
もうそんな安いシャンプからは卒業したよ!という人はシャンプーにアレルギーを起こしているかすすぎの仕方が悪いか別の何かが原因。
市販のシャンプーというのは洗浄力の高い界面活性剤をベースにシリコンとかつやを出す成分を入れたり○種エキス配合とか売り文句の成分をぶっこんで完成です。
市販のシャンプーの最大の売りは使っていて気持ちいいこと。めっちゃ泡立つから使ってて楽しくなるし髪の毛もリンスもいらないぐらい髪がつやつやになります。
頭皮が健康な人にとってはそれで充分です。値段が安く使い勝手もいいまさに最高のシャンプー。
だけどアトピーで頭皮が弱い人は洗浄力が強すぎるが上にシャンプーでダメージ受けてます。だから頭皮にフケとか痒みが出るんだよね・・・。
市販のシャンプーを使っている場合まずは成分表示名を見るべし
市販のシャンプー使用感はいいし健康な人にとっては全く問題ないんだけどアトピーの人に限った場合は頭皮へのダメージは半端ない。
それを見分ける簡単なコツを教えます。風呂場からシャンプーの容器を取ってきて裏面の成分表示見てください。
シャンプーは配合する成分が多い順から書かなければいけない決まりがあります。これはシャンプーであれば例外はありません。
シャンプーで一番目に来るのはシャンプーで40~50%近く配合される水です。2番目、3番目に来るのがシャンプーに含まれる界面活性剤。つまりシャンプーの洗浄力を決める部分。
もし今あなたが市販の安いシャンプーを使っている人なら殆どの人がラウリス硫酸Naもしくはラウレス硫酸Naって書いてあると思います。
最近はラウリス硫酸NAは殆ど使われなくなってきてラウレス硫酸Naのほうが多いかな。
レスのほうが頭皮に優しい。レスは英語で~より少ないって意味があるからそれを絡めれば覚えやすいんじゃないかと。分かりにくいからもう一度書くけどラウレスが優しいほうね。
最近は消費者のほうもラウレス硫酸naはやばいなというイメージをネットで植えつけられているのでメーカーも分からないように成分名を変えたりしてます。
実際はアトピーとかで頭皮が極端に弱い人意外はそんなに危険って程でもないんだけどねー。最近は色々ネットで検索できるから消費者も目が肥えてます。
ラウレス硫酸Naの別名はポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩、~硫酸って付いてる物を避けとけばとりあえず安全です。
ラウリス硫酸Naは健康な人でも使うと禿げ上がるので今すぐ変えるべしゴミ箱。ラウリス硫酸naよりマイルドにしたものがラウレス硫酸naこっちが市販シャンプーに一杯入ってます。
マイルドにしたラウレス硫酸naでも普通の人は問題ないけど頭皮にトラブルのあるアトピーの人にはやはり洗浄力が強すぎる。今すぐシャンプーを変えるのをお勧めします。
といってもいやこのシャンプー値段安いし使用感いいし髪の毛もさらさらになるし変えたくないと言う人もいるんじゃないかと思う。
僕もその一人だったんだけどそれでもシャンプーを変えたほうがいい理由を今から説明します。
頭皮にトラブルのあるアトピー優しくない理由その1!ラウリス硫酸Na及びラウレス硫酸naは頭皮からNMF(天然保湿因子)をごっそりそぎ落とす
http://www.kao.co.jp/pro/hospital/pdf/01/01_05.pdfより引用し改変
このデータは花王から引用しました。花王は超大手なのでいまさら説明不要のメーカーですね。合成界面活性剤で皮膚を洗うとどれぐらいの負担がかかるかを見たデータです。
h2O=水を基準にしてNMFや細胞間脂質の溶出量が少ない順に合成界面活性剤が並んでいます。
赤丸で囲んだ部分がSDS=ラウリス硫酸Naです。一番洗浄力が強いとされている合成界面活性剤ね。ラウリス硫酸Naをマイルドにしたもの黄色で囲んだものがAES=ラウレス硫酸Naです。
まずは上の図のNMF溶出量のところを見てください。NMF溶出量というのはNMFがどれぐらい皮膚から失われるかを見たデータです。
これがなくなると皮膚がすっげぇ乾燥します。頭皮の場合ならフケの原因にもなりますし最終的にハゲの原因にもなります。
Natural Moisturizing Factor(NMF)人間自身がもともと持っている皮膚の保湿成分で自然(天然)保湿因子ともいいます。角質層、角質細胞の中にあり、水を吸収し、保持する物質のことです。
NMFはいくつかの成分からなっています。主な成分は、アミノ酸類、乳酸、尿素、クエン酸塩などで、いずれも水分をかかえこむ力があります。このためNMFは角質層の水分を保持する働きをもち、肌をみずみずしく保つという重要な役割を果たしています。
このNMFがあるため、角質層は外部の水分を吸収し、貯えることが出来るのです。
NMFは角質細胞がターンオーバー(新陳代謝)の途中で壊されてできるのですが、(NMFは角質細胞内に存在している)何らかの理由で(アトピーや化粧品に含まれるアブラ成分など)ターンオーバーの速度が早くなると、角質細胞が壊される暇がなくなり、角層中のNMFが減少してしまいます。その結果、皮膚が乾燥してカサカサになってしまうのです。http://homepage2.nifty.com/pureskinclub/NMF.htmlより引用
水洗いに比べてSDS=ラウリス硫酸Naは4~5倍ほど、AES=ラウレス硫酸Naは水の2倍程度天然保湿因子が失われますよーということです。
アトピーの人は元々天然保湿因子が皮膚内に少ないです。だから外から天然保湿因子を補ってあげる必要があります。
だから皮膚に尿素のクリーム(ケラチナミン、パスタロンソフト、ウレパールクリーム)を塗ったりヘパリン類似物質(ヒルドイドやビーソフテン)を塗ったりするでしょ?
そうすると皮膚が乾燥から開放されて楽になるのはアトピーの塗り薬が天然保湿因子を外部から与えることができるからなんだよね。
頭皮にトラブルのあるアトピー優しくない理由その2!ラウレス硫酸naは頭皮から細胞間脂質(セラミド)を水洗いと比べて5倍流出させる
http://www.kao.co.jp/pro/hospital/pdf/01/01_05.pdfより引用し改変
次は上の図の細胞間脂質(コレステロール)を見てください。AES=ラウレス硫酸Naは水洗いに比べて細胞間脂質を5倍流出させます。
細胞間脂質って何?脂肪?ってちんぷんかんな人がいると思うので説明すると皮膚の保湿成分を担い皮膚の水分を維持する重要な働きを担います。
とりわけ細胞間脂質に含まれるセラミドは50%を締め大きな役割を担っています。
http://www.tvert.jp/fs/tvert/c/sale1より引用
細胞間脂質はセラミドで代表される脂質で、角質層の細胞と細胞の間に存在します。 脂質、つまり油ではありますが、 新陳代謝の過程で生じるもので、皮脂とは別のものです。 細胞間脂質は、細胞をレンガブロックに例えると、 そのレンガブロックを固定するセメントのような役目をしています。 この細胞間脂質が、細胞と細胞が剥がれないようにしていることにより、 角質層は健全な層構造を形成し、水分の蒸発が防がれているわけです。 また、この細胞間脂質は、それ自体が保湿成分としての機能を持っています。 細胞間脂質は、構造的に水に馴染む部分と油に馴染む部分の両方を持っていて、 水に馴染む部分が水分をつなぎとめて逃がさないようにしています。http://www.moltolice.co.jp/page050.htmlより引用
つまり天然保湿因子(NMF)が皮膚の潤いを担う成分でセラミドが皮膚の潤いを保持する成分なわけ。
天然保湿因子だけでセラミドがない場合だとすぐに皮膚が乾燥してしまうし天然保湿因子(NMF)がなくセラミドだけだと皮膚の潤いを保持してもあんまり意味がないって事なんだよね。
だから市販のアトピー用や乾燥肌の保湿剤には必ず天然保湿因子(NMF)とセラミドが配合されています。
そうすることで皮膚の乾燥と皮膚の潤いを両立させてるって事です。セラミドが不足すると皮膚の潤いを保てなくなり乾燥しやすくなります。
頭皮の場合はフケや痒みなんかがでてきます。これも天然保湿因子(NMF)と一緒です。
結論を言うと天然保湿因子(NMF)やセラミドを大量に皮膚から流出させるラウリス硫酸やラウレス硫酸Naはこれらが少ないアトピーの頭皮には非常に優しくない。
そしてSDS=ラウリス硫酸Naやラウレス硫酸Naは市販の安いシャンプーを見れば100%配合されています。
だからこそ市販の安いシャンプーは頭皮トラブルのあるアトピーにとっては使ってはいけない物になっている。
アトピーの人は先天的にも後天的にもセラミドが少ない
まず先天的な異常としてアトピー患者の3割にフィラグリンという遺伝子の欠損があることが分かっています。
フィラグリンというのはセラミドの元となる成分でフィラグリンが上手く作れないとセラミドも上手く作れません。
つまりアトピー患者の3割は遺伝的にセラミドが上手く作れない体質なのでセラミドを失うと乾燥が一気に進み超アトピーが悪化します。
http://www.yoihada.jp/kyoto-univ-atopic-dermatitis-filaggrin/より引用
それを証明するような実験があります。左が意図的にフィラグリン遺伝子を欠損させてアトピーを発症したマウスです。
そのマウスにフィラグリンを注射で入れてやると右図のようにアトピーが改善するって実験です。フィラグリン(セラミド)は超大事って事です。
ちなみに後天的にはどうか?というともちろんあってアトピーの人はフィラグリンが上手く作れないことがわかっています。
この黒く染まっているのがフィラグリンでアトピーの人の皮膚にはフィラグリンが少なくなっています。
天然保湿因子を作るのもセラミドを作るのもフィラグリンを作るのも全部皮膚からなので皮膚に炎症があると皮膚の機能が低下し作れなくなるって事です。
アトピーの人は先天的にも後天的にもセラミドを大事にしなきゃいけないんで刺激の強い界面活性剤を使ってセラミドを流出させる事はアトピーの悪化に繋がります。
食器洗いをするときは手袋で保護するのに頭皮はダイレクトに洗うのはおかしいだろ?
http://www.osakado.org/topics/steroid-item-list.htmlより引用
頭皮をシャンプーで毎日洗うと言うのが当たり前になってるんだけどこれはアトピーが悪化して当然です。
皮膚からどの程度ある成分が吸収されるかというのを図にしたものです。一般的に足の裏、手のひらが吸収されにくく陰部や顔~首は吸収率が高いです。
アトピーなら顔の皮膚が薄いからステロイドは弱いもので充分だとか手のひら足の裏は分厚いからステロイドは強めの物を使わないと効かないとか聞いた事があるでしょう。
ああいうのは全部皮膚の吸収率で決まっています。そして皮膚の吸収率を決めるのは皮膚の角質層の厚さです。
手掌や足底で100層以上、前腕で約14層、顔面が10層以下、外陰部が6層になってます。
頭皮はどこにも書いていないんだけど吸収率は3.5で前腕より角質層厚いので10層前後と推測されます。
http://www.yoihada.jp/sensitiveskin/より引用
角質層と言うのは皮膚のバリア機能を決める部分でここがぼろぼろになってスカスカになると皮膚が乾燥して痒くなったりぼろぼろになると皮膚からアレルゲン(ダニや埃)が進入してアトピーが酷くなったりします。
当然といえば当然なんだけど角質層が分厚い部分は皮膚のバリア機能も高く皮膚が乾燥したり痒くなったりしにくいです。
角質層は保湿因子(NMF)とセラミドでできているのでこれを皮膚の外に流出させる合成界面活性剤は角質層をぶっ壊します。
どれぐらい強いのかと言えば手の部分の角質層は100層以上あって手袋をして食器で洗ってハンドクリームでケアしても手がぼろぼろになる。
これは手袋の隙間から進入する少量の合成界面活性剤がひきおこす。頭皮は角質層が10層前後しかなく皮膚のバリア機能が頭皮の10分の1以下程度。
頭皮にトラブルのあるアトピーの人が毎日直接糞安いシャンプー(洗浄力の高い合成界面活性剤)で洗うということがどれだけ頭皮の負担になるかわかるだろうか?
頭皮を回復するためにまずは湯シャンをお勧めしてます
http://www.kao.co.jp/pro/hospital/pdf/01/01_05.pdfより引用
そこでまずは頭皮を回復させるために湯シャンを是非お勧めします。タモさんとか福山雅治とかもやってる有名なやつだから聞いた事があるんじゃないだろうか?
普段シャンプーやってる人からするとありえねーって感じですがちゃんと意味があります。
頭皮を洗う上で一番刺激が少なく頭皮に優しいのはお湯です。頭皮にフケや痒みや赤みがある人はこれがお勧め。
湯シャンのやり方ですがシャンプーで洗う回数を毎日から3日に1回にしてみてください。抵抗がある人は2日に1回とかでもいいです。
シャンプーが原因で頭皮のトラブルになっている場合痒みが減ります。
髪がパサパサになったりきしんだりしますがそれは市販のシャンプーで髪にダメージを与えまくった結果です。皮膚の性質上治るまでに1ヶ月はかかります
湯シャンをやるメリットですがまずは頭皮を炎症のある皮膚から正常な皮膚に戻すために最も刺激の少ない方法で洗う事。それに最も適している方法が湯シャンです。
シャンプーで汚れを落とすのは健康な頭皮にとっては大事な事。だけど今は炎症があるので落としすぎた皮脂や保湿成分やセラミドを回復させてあげる事が最優先。
天然保湿因子がなくなると頭皮の保湿成分が少なくなりガサガサになるし痒くなるしフケもでる。
また細胞間脂質が少なくなると皮膚の天然保湿因子をとどめることが出来なくなってどんどん乾燥してしまう。
また皮脂も人体が出す天然の脂で天然保湿因子の蒸発を防ぎ皮膚を弱酸性に整えばい菌の繁殖を防ぎます。
脂が重要なの?と思う人はいるかもしれませんが乾燥しているところにワセリン(脂)を塗ると楽になるというような理屈と同じです。
健康な皮膚には天然保湿因子+細胞間脂質で水分をガッチリとキープし皮脂による脂で更に水分蒸発を防ぐというような役割があります。
湯シャンに抵抗のある人は多いですが頭皮のフケや痒みで悩んでいる人は是非お試しあれ。僕に相談してきた人にこれをやってもらったら70%の頭皮アトピーの痒みが減りました。フケも減ります。
湯シャンを続けてたら良くなったんだけどかゆくなってきた
最初は頭皮がガサガサでフケもぼろぼろ落ちてたんだけど湯シャンをすればよくなったと言う人は多いんじゃないかと思う。
しかし湯シャンを続けるとなんか髪の毛痒いなとか頭皮がべたべたするような感じがする事が起きるようになります。ここで放置するとまたフケがではじめます。
体にはホメオスタシスというバランスを整える力がある。汗がわかりやすいよね。熱くなったら体温の調整の為に発汗する。これは体の温度を一定に保つようにホメオスタシスが働いている。
同様に頭皮の皮脂にも皮脂の分泌を調整する力がある。天然保湿因子やセラミドが少なくなると皮膚のバリア機能が低下する。
天然保湿因子やセラミドは皮膚の生まれ変りの期間の28日間で作られる。皮膚トラブルがあるとターンオーバーが乱れるのでこれらが上手く作られない。
そのせいで天然保湿因子やセラミドが足りない人はそれらを急遽補う形で皮脂を過剰分泌して皮膚のバリア機能を高めるように調整されている。
https://venuslab.jp/cl-pc/teiki.php?PHPSESSID=ue08fr3vdf8qk7bldjdghe90m1より引用
市販のシャンプー使っている人は天然保湿因子やセラミドが少なくなっているので皮脂が過剰分泌されやすい。
皮脂が過剰分泌するとそれが原因で雑菌が繁殖して頭皮の痒みや赤みの原因になったり皮脂を餌にカビが繁殖して脂漏性皮膚炎になったりします。
市販のシャンプーを使っていたが為に湯シャンにきりかえてもしばらくは皮脂が過剰分泌され続ける。それが湯シャンをすると痒みやベタつきが出る原因。
湯シャンで痒くなってきたらいよいよシャンプーの出番
http://hishidown.web.fc2.com/より引用し改変
湯シャンで痒くなってきたらついにシャンプーの出番です。市販シャンプー使ってた人は上のような状態になってます。
市販のシャンプーを使うと皮脂をごっそり削り取るので頭皮を守るためにこれじゃ皮脂が足りない!もっと皮脂をださなきゃ!と皮膚が命令して皮脂を過剰分泌している。
それでもアトピーの頭皮にとっては市販のシャンプーの洗浄力が強すぎるために皮脂や天然保湿因子やセラミドがゼロに近い状態。それが頭皮のフケや痒みに繋がっています。
この状態を治すためにはまず赤丸の部分にアプローチします。これに最適な方法が湯シャンにあたります。
湯シャンをする事で一旦天然保湿因子やセラミドや皮脂を回復させて正常な頭皮に戻すということが絶対に必要。
湯シャンである程度頭皮が回復してくると今度は皮脂の過剰分泌が問題になってくる。黄色で囲っているところね。
頭皮のほうは市販のシャンプーを使っている事を前提に皮脂のバランスをとって出している。皮膚はバランスを調整する機能があるといってもそんなにすぐにはバランスは戻らない。
そのため湯シャンでは洗浄力がないに等しいので皮脂の過剰分泌を抑えることができない。
この段階になってはじめてきちんとしたシャンプー使って適切な皮脂の量を維持してやれば頭皮のほうもだんだんと皮脂の過剰分泌をしなくなりフケや痒みも減るって事です。
頭皮に赤みやフケがあるアトピー向けのシャンプーの選び方
正直シャンプー選びと言うのは凄い難しい。まず万人に適したシャンプーというのはない。人によってシャンプーに求める物が違うから。
使用感を重視する人もいれば頭皮への刺激を重視する人もいるし洗い終わった後髪の毛がふっくらするとかシャンプーの香りを重視するとか人によってシャンプーに求める役割が全然違う。
コーヒーや煙草と一緒でシャンプーには嗜好品に近い特徴がある。
なのでこれ以降はアトピーかつ頭皮に痒みや赤みやフケがあるという前提でのシャンプーの選び方を書いていきます。
ここまで読んでくれてるっていう事はそれだけ深い悩みだろうから僕も悩みを解決できるように全力で書く。
魚を与えるだけじゃなくて魚の取り方も教えちゃいます。あくまで僕なりの選び方ね。
シャンプー解析サイトは基本的に信用しない。信じるなら口コミがお勧め
僕はシャンプー色んな物使ってきたけどシャンプー解析サイトというのは信用しないほうがいい。あくまで参考程度にするのならいいけどね。
シャンプー解析サイトって人によって評価が違うから極端な話迷っちゃうんだよね・・・。迷った挙句購入して糞だったらダメージでかいし。
シャンプー解析サイトの殆どに共通する事なんだけど洗浄力の強い物=悪。洗浄力の弱いもの=最高みたいなかんじで評価している。
僕はどんなシャンプーでもメリット、デメリットはあると思っているのでこういう極端な批評をするサイトは信用しない。
ネットでぼろくそのように叩かれているラウレス硫酸Naについて僕はアトピーにはよろしくないと言ってるけどそれはアトピーの人に限った話で皮膚が健康な人にとってはそれほど問題ないと思ってるんだよね。
だってシャンプーって洗うのが目的なんだから。洗浄力低いとそれはそれで問題だ。皮膚が健康な人にとっては洗浄力高い。安い。使い勝手もいいって最高のシャンプーでしょ。
人によって最高のシャンプーというのは違うのでシャンプー解析サイトを妄信するのは危険です。
ちなみにシャンプーというのは含まれている成分は裏面に書かれているんだけどどれぐらいの割合で成分が配合されているのか?というのは書かれてないです。
含まれている成分の割合も分からないから解析する人と消費者のズレがでやすい。
具体的に言うとシャンプー解析しているブログやサイトがこれは最高のシャンプーです!とイチおししてても使ってみたら全然たいした事ないって言うのがしょっちゅうおこります。
僕はそういうの経験してるんでどんだけ詳しい人でもシャンプーの分析なんて無理じゃねーかなぁと思うわけ。ちなみに一般的なシャンプーの成分の割合はこんな感じ。
http://www.blue-tomato.jp/blue-tomato/3953より引用
上に書かれてあるのはあくまで目安です。水と界面活性剤だけで80%ぐらいを占めているわけです。
つまり界面活性剤だけ見ればシャンプーの特性は大体分かる。他の部分はあくまでおまけに過ぎない。柿ピーでいうところのピーの部分みたいなもん。
僕が買う場合は界面活性剤を調べてどんなシャンプーかを大まかに推測して次は口コミで使用感を調べる。洗った後髪がきしまないか?とか泡が立つか?とか匂いとかね。
人によって重視する点は違うと思うんだけど僕はそういう点をチェックしてお、これよさそうだなと思ったら購入してます。今のところ大ハズレを引いた事はない。
シャンプー選びはこれぐらい大雑把でちょうどいい。完璧なシャンプーを求めてもあまり意味はない。
以前のシャンプーと比べて使っていて頭皮のフケや痒みが減るか?使用感はどうか?という2点で判断するのが良い。
次はシャンプー選びで重要である界面活性剤の選び方について書いていきます。
アトピーで頭皮トラブルのある場合はどの界面活性剤が入ったシャンプーを使えばいいのか?
http://www.demi.nicca.co.jp/salonsupport/faq_detail19.htmlより引用し改変
赤丸はアトピーの人の頭皮には洗浄力強すぎでお勧めできない界面活性剤。青丸が今回お勧めする界面活性剤でアミノ酸系という刺激の少ないシャンプー。刺激が少ないが故に洗浄力はあまりない。
しかし今回は市販のシャンプーを使っていてアトピーで頭皮トラブルのある人が乗り換えるならという前提で書いているので洗浄力はあまり必要ない。
頭皮の状態がよくなってきたらもうちょっと洗浄力の強い○で囲んでいない界面活性剤を使うといいと思う。
そこらへんはシャンプー解析サイトのほうが遥かに詳しく書かれているのでここでは説明しない。
今はまず頭皮のアトピーのふけや痒みを以下に抑えるかが大事なのでね。
市販のシャンプーから乗り換えるならアミノ酸系の界面活性剤を含んだシャンプーがお勧め。
グルタミン系と呼ばれるココイルグルタミン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Naは低刺激かつ安全。デメリットは洗浄力が弱すぎるのと泡がたたないので使用感が悪い。
ただし頭皮には一番優しい。頭皮が汁だらけでどうしてもシャンプーを使いたいと言う人はこれ。
アラニン系と呼ばれるラウロイルメチルアラニンNa、ココイルメチルアラニンNaは低刺激かつ安全性をそのままにグルタミン系より洗浄力をあげたもの。
泡立ちもそこそこいいので僕はこっちをお勧めしておく。湯シャンの後ならこれぐらいの洗浄力がちょうどいいんじゃないだろうか。
頭皮に赤みがある人やフケがある人は上の2種類を使うのがいいんじゃないかと思う。
頭皮の赤みの判断の仕方は色々ある。一番確実なのは親もしくは医者に頭皮をチェックしてもらうのがいい。友達はちょっと無理だよね・・・。
僕の判断基準は皮膚科に言ったときにフルメタローションをもらってきて頭皮につけてみる。というのをやっている。
こういうのなんだけどこれアルコール入ってるから頭皮の状態が悪いときにつけるとめちゃくちゃしみる。これでしみるようならアミノ酸系しか使えないと思う。
後は散髪いったときにクシがあたるとフケがでるとか痛いとかも僕の独自の判断基準に入る。のでここら辺がいいと思われる。
ある程度落ち着いてきたらタウリン系と呼ばれるココイルメチルタウリンNa、・ラウロイルメチルタウリンNa、ココイルメチルタウリンタウリンNaもお勧め。
こちらはアミノ酸系シャンプーではないんだけどアミノ酸に近い成分になっていて皮膚への刺激性も低く泡立ちもよく軋みが少ない。
アトピー用のシャンプーや赤ちゃん用のシャンプーにも使われるほど頭皮に優しい。ただし値段がべらぼうに高い。僕は状態がいい時はこっち使ってる。
使用感ではアミノ酸系列のほうが皮膚への安全度は上なんだけどこっちのほうが抜群に使用感の良いシャンプーが多い。
僕はシャンプーの使用間って凄い重視するので。洗ったあときしきしするとか絶対嫌だ。
まとめると皮膚への刺激性や安全性はグルタミン系>アラニン系=タウリン系。シャンプーとしての使い勝手はタウリン系>アラニン系>グルタミン系となる。
フケや頭皮の赤みや痒みにお勧めのシャンプー
前提条件として今現在刺激性の強い市販のシャンプーを使っているアトピーの人(~硫酸系やオレフィン、~スルホンna等を使っている)
そのせいで皮脂をごっそり取りすぎて刺激瀬の少ないシャンプーに変えなきゃいけない人。
頭皮の状態が悪く頭皮に何もしていない(ワックスやカラー等ができる人は頭皮の状態はそんなに悪くない)
あたりを対象にしてます。それ以外の人が僕のお勧めシャンプーを使っても糞シャンプーじゃねーか!となること請け合いです。
これらの条件に合わない人は基本的に買わないほうが良い。まずはアミノ酸系のシャンプーから紹介。
最近使ってよかったのがハーブガーデン。
普段はお値段300mlで4000円でくっそ高くて手が出なかった。今は月300名様まで半額2000円で買えるのでお試しで買ってみた。
簡単なアンケートに答える必要はあるけど5分で書ける。4000円だとちょっと高いけどリピートに悩むという感じかな。
こんなやつなんだけど公式HPではオーガニックをアピールしていて防腐剤や合成香料合成着色料等を不使用なところから僕以外にもお勧めできると踏んだ。
僕はそういうの全然気にしないんだけどアトピーだと気になる人もいるからね。もちろん天然だからといって安全なわけじゃないんだけど合成てんこもりよりはよっぽどまし。
他の人がシャンプーを選ぶときは成分の与える影響で判断するけど僕は成分が与えるアレルギー性を重視した。というのも界面活性剤は皮膚を洗浄する物なので皮膚のバリア機能をぶっ壊すもの。
本当は湯シャンが一番いいんだけどそれだと頭皮のトラブルの原因になっちゃうからどうしてもシャンプーを使わざるを得ない。
シャンプーを毎日使うという事は皮膚バリアを破壊するということなのでできるだけアレルギーを起こす可能性も高まるのでそういう成分は除去したい。というのがアトピー患者の考え。
その最たる例が茶のしずく事件。これは石けんの強力な洗浄力で皮膚バリア破壊が行なわれて成分に含まれる小麦が小麦アレルギーが引き起こされたんだよね。
ハーブガーデンに含まれている成分や使い勝手
まずは界面活性剤から。ラウロイルメチルアラニンNaは上で紹介したアミノ酸系界面活性剤。皮膚刺激が弱く安全。アミノ酸系の中では泡立ちがよく洗浄力も高い。
次にココイルグルタミン酸を配合する事で更に皮膚刺激性や安全性をあげてます。ここまでがメインの界面活性剤。つまり低刺激で頭皮に優しいシャンプーである事が分かる。
次にサブの界面活性剤ですがココアンホプロピオン酸naは髪への吸着性を高め、軋みを少なくし泡立ちをよくしてグリセリンの保湿効果を高めます。
最後に両面活性剤のコカミドプロピルベタインを配合して他の成分の刺激の緩和をしてしっとりとした仕上がりにするシャンプーって感じ。
皮膚への界面活性剤皮膚への安全性刺激性を考えるとアトピーで頭皮が荒れているという人にはバッチリだと思う。
アミノ酸系で気になる使用感の悪さをカバーしたシャンプーです。後の成分は全部保湿やら抗菌やらで徹底してます。
使ってみた感想はアミノ酸系のシャンプーなのに泡立ちが素晴らしい。これなら市販のシャンプーから移った人でも違和感なく使えるであろうシャンプー。
割と皆市販のシャンプーから変えるときに低刺激のものをお勧めしてるんだけど使用感ってくっそ大事だから。
市販のシャンプーから移った人が泡の立たないシャンプー使うと全然洗った気しないしシャンプーしてる感じがしないので使用感はすごい大事。
洗い上がりはしっとりしてツヤがでる。髪の毛もさらっとするし良い感じ。ただし髪の毛がふっくらとした仕上がりにはならない感じかな。
この商品のデメリットはココイル加水分解ダイズエキスが入ってるので大豆アレルギーの人は使わないほうが良い。
後パラベンが入っていない事もデメリットなんだけそれは後で説明します。
ハーブガーデンのメリットは合成香料やアレルギーを起こしやすい天然香料が入っていない事
この商品のアピールポイントの一つに合成香料が使われていないと言うのがある。これはこの商品の大きな強み。
オーガニックにこだわったシャンプーというのはいっぱいあるんだけれども合成、天然問わずアレルギーを起こす香料が入っていないのが最大のメリット。
アロマ製油はかなりアレルギーを起こしにくい成分です。
これは接触性皮膚炎(かぶれ)を起こした疑いもしくは経験がある患者にパッチテストをして陽性反応が出て調べたデータ。
敏感肌やアトピー肌の人がどの成分にアレルギーを起こすのか?と言うのを集めたデータだと思ってくれれば良い。
この中でも香料ミックスがぶっちぎりでアレルゲン性が高い。FC陽性率とかFC陰性率は気にしなくてもいい。
化粧品アレルギーが疑われた人の9.2%が香料ミックスにアレルゲン性を示したデータもある。
また合成だけではなく天然の香料も大きなアレルゲンとなる。特にシャンプーというのは香りも重要なので合成天然問わずに香料が使われている事が多い。
ラベンダーオイルやイランイランオイル、ジャスミンアブソリュート、カナンガオイル、白檀オイルは陽性率高し。
特に日本では化粧品や保湿剤それにアロマなんかでにラベンダーオイルが使われまくっているので化粧品にアレルギーの疑いがある人の陽性率は6.57%もある。
シャンプーは皮膚のバリアを破壊するのでラベンダーオイルが入っているとアレルギー反応を起こしてしまう可能性が高いのでこういうものが配合されている物はできるだけ避けたい。
ラベンダーって日本の保湿剤や化粧品にかなりの割合で入ってるからラベンダーにアレルギー起こすとすっごい選択肢が減る。なのでそれを防ぐのは重要。
ちなみに保湿剤は皮膚に保湿するものなのでラベンダーが入っていてもシャンプーほどリスクは高くない。
ラベンダーオイル自体は抗菌性も高いしアトピーには大変よろしいので皮膚の状態がいいときはアレルギーを起こしにくいので使っても良い。
ちなみにこれらのアレルギーを起こしやすい合成、天然香料は入っていないことは確認済み。
パラベン不使用はデメリットだがそこにもこだわりがある
これを見るとパラベンはアレルギーがない限りシャンプーに配合されていてもそこそこ安全であることがわかる。
1%を多いと見せるか少ないと見るかかな。僕は少ないと見るのでこの商品で唯一のデメリットはパラベンが配合されていない事になる。
ちなみにパラベンミックスの中身はベンジルパラベン(パラオキシ安息香酸ベンジル)
ブチルパラベン(パラオキシ安息香酸ブチル)、エチルパラベン(パラオキシ安息香酸エチル)
メチルパラベン(パラオキシ安息香酸メチル) プロピルパラベン(パラオキシ安息香酸プロピル)の5つ。
シャンプーというのは化粧品や保湿剤と違い何ヶ月にもわたって使う事になるのでパラベンを配合して腐らなくするという事は非常に重要。
もちろん他の物でも代用できるけどそれがパラベンより安全であると言う保証はないしパラベンと違って抗菌力が弱くなってしまうケースが殆ど。
僕はシャンプーにパラベンが配合されていないのをデメリットと見るけどこの商品はそこにもきちんとこだわっている。
パラベンが配合できない場合は大抵ブチレングリコールという成分が使われるんだけどこれは皮膚刺激性は少ないがアレルギーを起こしやすい(2%前後)
これを低濃度では皮膚刺激のないグリセリンに変更して主成分のハーブティー+天然の植物エキスを複数入れることで防腐剤としている。
パラベンを添加しない場合はどうしてもグリセリンやブチレングリコールの配合が多くなってしまって皮膚刺激の原因になりやすい。
けど上にあるようにグリセリンの配合量を抑えて主成分のハーブティー+天然の植物エキスを防腐剤に使う事で皮膚刺激を抑えるという事を可能にしている。
ここらへんまでこだわっているところはメーカーではあんまなくて成分表示見たときはおお!このシャンプー使ってみたい!とか思っちゃうんだよね。
すげぇ重要な事なんだけどアトピーでお金をかける部分は皮膚に付けるものにしましょう。なんでかっつーと皮膚に付けるものはアトピーに万能に効くから。
石けん、シャンプー、保湿剤、入浴剤毎日使う物は多少のお金をかけても問題ない。
当たり前だけどアトピーが治った人に皮膚がガサガサな人がいないしアトピーが治っていない人は例外なく皮膚がガサガサなんだよね。
アトピーは皮膚の病気だから。だから皮膚に毎日付けるものにお金をかければかなりよくなる。
腸内改善とか健康食品とかはアタリハズレが大きいので闇雲に試すのは金をどぶに捨てるもの。頭皮の皮膚トラブルならシャンプー変えれば治ります。
シャンプー変えれば掃除機かけるときの手間も減るし黒い服もきられるようになるし眼鏡や肩にフケがついて頻繁に払う必要もない。
何より他人の目線が気にならないって言うのが大きい。一生懸命清潔にしているのにこいつきったねぇなって目で見られるのは正直きついです。
でもそれは方法が間違ってるだけだ。きちんとしたシャンプーできちんとしたケアをすれば必ず治る。
今は半額中なんだけど一回使ったら次から一生半額で買えるので一回買っておけば今後シャンプーを選ぶときの選択肢が増える。
駄目なら返金も出来るのもポイント高いので市販のシャンプーから頭皮に優しいシャンプーに乗り返えるには最適な一品だと思う。お試しあれ。
【半額モニター募集中】100%天然成分のオーガニックシャンプー
シャンプーの使い方が分からんと言う人もいると思うので下のほうに動画のっけてる。動画のほうが分かりやすいからね。
シャンプーやリンスの使い方
どんだけいいシャンプーを使っても洗い方が糞だと台無しになるので洗い方知らん。と言う人洗い方勉強するべし!
今は童画があるからそれを見て勉強すればいいよ。
シャンプーの仕方
すすぎ&トリートメント
脂漏性皮膚炎
実はアトピーじゃなくて脂漏性皮膚炎という病気のケースがあります。アトピーは皮脂不足でガサガサになってるんだけど脂漏性皮膚炎は皮脂が出すぎてガサガサになる。
脂漏性皮膚炎の症状はアトピーに非常によく似ていて頭、顔によく出る、冬に酷くなるので皮膚科でアトピーと診断されることが多々あります。
ただし頭皮に出る場合は髪の毛がべたべたする。頭皮が湿る。フケがでかいということで一発で脂漏性皮膚炎が分かる。これが頭皮の写真ね。
皮膚科で検査すれば一発でわかるんだけどあいつら見た目ですぐアトピーで診断するからアトピーだと思っていたら脂漏性皮膚炎だったというケースが本当に多い。
炎症の部位にはマラセチア菌が見つかる。皮脂の多い部分に特徴的に炎症が出る。というのが特徴。
これはマラセチアを殺さないと治らないので専用のシャンプーが必要。市販で売ってる脂漏性皮膚炎に効くのはこれだけだと思う。
買うなら200mlの奴で充分です。つかって痒みが減ったりぼろぼろフケが落ちるならそれはあたりです。
リンスは別に買う必要はない。抗真菌の成分が入っているものはシャンプのみだからね。
脂漏性皮膚炎とアトピーはよく似ているんだけど脂漏性皮膚炎は逆T型に炎症が出る、鼻の横にも炎症が出るという特徴があってアトピーの場合は鼻に炎症が無いというのが特徴。
写真のような感じね。鼻は顔の部位で一番皮脂分泌量が多い部分でアトピーの場合は皮脂不足で顔はガサガサになっているんだけど鼻だけは皮脂分泌量が多いせいかとても綺麗なケースが多い。
一方脂漏性皮膚炎は皮脂の過剰分泌で炎症が酷くなるので皮脂分泌量が多い鼻周辺は炎症がひどくなる。
んでまぁカビが皮膚に繁殖してるってことは何かしら原因があってカビ我繁殖しているわけなんだけどもし不規則な食生活や睡眠やハードな仕事している人はローヤルゼリー取るといいよ。
脂漏性皮膚炎は保湿不足、スキンケアの知識の不足、カビの異常繁殖など色々な原因があるんだけどストレスによる脂漏性皮膚炎の悪化もある。
カビは感染症なのでストレスによるところが大きい。ストレスにはローヤルゼリーがめちゃくちゃ効くんだよね。
アトピーのストレスを無くす為にローヤルゼリーを試したら抜群に効いた
毛染め
毛染めで悪化するというケースも割とある。特に後頭部~うなじのラインにかけて酷くなる。夏に頭皮が酷くなるという人は要注意だ。
なんで夏に酷くなるのかというと毛染めに含まれるパラフェニレンジアミン(PPDA)やパラトルエンジアミン(PTDA)が汗と混じって皮膚の中で混じることで炎症を起こす。
ジム通いをしている人は1年中運動している人も多いので1年中酷いことも多い。頭皮荒れてて毛染めしているという人は一回染めるの止めて1ヶ月ぐらい様子を見てください。
良くなればそれが原因だし良くならなければ別の原因です。
枕
ソバアレルギーの人がソバ柄の枕で寝ているとかダニアレルギーの人はダニがいっぱいついた枕で寝ていると中々治らないというのがあります。
前者は少ないけど後者は多い。ダニアレルギーの人は枕だけ対策しても糞の役にも立たないのでがっつり対策することをお勧めします。
ダニアレルギーがある人はダニ対策すればアトピー治るから絶対やっとけ
耳かき
耳と頭皮って関係あんのかよって突っ込みたくなると思うんだけど意外とこれが馬鹿にできない。
耳かきのし過ぎで慢性的に炎症、つまり中耳炎を起こしていると蓄膿症になりその病原菌の固まりがアレルギー反応を起こし頭部や顔面の湿疹をおこします。
病巣感染って奴ですね。歯の金属アレルギーがあると手に湿疹が出るのが一番有名かな。体の内部に何らかの炎症や細菌感染が起こると別の部位にも炎症が起きるって奴。
蓄膿症まで酷くなくても耳かきのし過ぎでしょっちゅう耳が痛いという人は耳かきを止めてみるのをお勧めします。
僕は耳かきが好きで毎日やってたんだけどしょっちゅう耳周辺~後頭部のラインにかけて乾燥やふけ、汁が出る炎症を起こしていた。
ある日耳かきをなくして耳かきをサボっていたら頭皮の炎症が治っちゃったという事があった。気になって病院の先生に聞いたら耳かきのしすぎはアトピーを悪化させるって言ってました。
頭皮のアトピーはこんなところかな。頭皮はアトピーでは一番治しやすい部分かと思います。原因が大抵シャンプーだから。
これで治らなかったら頭皮に触れる物は全て疑うべし。例えば帽子とか毎日つけている人は怪しいかも。剣道のかぶる部分とか色々あるんじゃないかな。
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Comment
soboさん
こんばんは
以前強酸性水と超酸性水のことで質問した者です
理解ある皮膚科医にかかりながら、脱ステ半年経ちました
二ヶ月前に、ヘルペス⇒カポジ水痘様種になり…仰せの通り本当にしんどかったです
お勧めのリジン摂っています、沢山の情報を本当にありがとうございます
さて、今日は、脱毛について、相談させて下さい
元々、抜け毛が多いように感じていたのですが、
ここひと月ものすごくて…シャンプー(湯シャンとシャンプー一日交代)でたっぷり抜けたのに、
タオルドライでごっそり、ドライヤーでまたまた、就寝中にも…
という抜け方です
二週間前の通院で相談し、
粃糠性〜ひこうせい〜脱毛と診断され、頭に十数ヶ所、チクチクと軽い注射を受けました
漢方薬も変更されて、抜け毛減るからね、と言われましたが…
今のところ、変わらずどんどん抜け続けています
また通院日が近いので、診断を仰いできますが…
酸性水の消毒を頭皮にもしたものか?シャンプー剤でのシャンプーを毎日すべき?などハテナと不安でいっぱいです
なにか、ご存知のことがあればぜひ教えてください!
どうぞよろしくお願いします
これは流石にちょっとわからないです・・・。こればっかりは専門医に判断を仰ぐしかなさそうです。
お世話になっています!
お風呂上がりの乾燥がすごくて頭皮が硬いです。どうしたら乾燥をなくせますか?
soboさん
こんばんは
お返事をありがとうございます
そうですよね!
お医者さんによくきいて来ようと思います
先日はとりとめのないメールを失礼いたしました。
皮膚科で脂漏性皮膚炎と診断され、シャンプーをコラージュフルフルに変えたら痒みは治ったのですが、洗ったあと髪がゴワゴワして悩んでいます。
コラージュフルフルでシャンプーしたあと他のコンディショナーやトリートメントを使っても大丈夫でしょうか?
あと、椿オイルやオイルトリートメントを乾かす前に塗っても大丈夫でしょうか?
教えていただけたら幸いです。
送られてきたメールは迷惑メールに入っていて気づくのが遅れました。申し訳ああリません。
洗った後に使用するのは問題ないと思いますよ。ただし痒みが出るならやめておいたほうがいいと思われます。
オイル系はマラセチア(脂漏性皮膚炎の原因の一つとなっている菌)の餌になる可能性がありますし良くなったと言う報告もあるので難しいです。
試しにぬってみてよくなるようなら続けて悪くなったらやめるのが無難かなと思います。
僕もアトピーを持っている高校生です。いつもフケで困っていました。女子からは、少し軽蔑された目で見てくるし、とても辛かったです。しかしこれを見てやってみようと思います!
衝撃の事実満載でした。特に耳掃除の話…小さい頃から耳かきが大好きで、思い当たることが多いのでびっくりしました。
いつもとても参考になるお話ありがとうございます!趣味の耳かき…しばらく我慢してみます!
いつも参考にさせて頂いてます。
せっけんシャンプーは保湿成分が入っていない為、やはりアトピー肌には刺激が強すぎるのでしょうか?合う人、合わない人が両極端なので気になっています。
石鹸シャンプーに保湿が入っていないというより石鹸シャンプー自体が非常に洗浄力が強いです。なので合う人合わない人で大きく分かれます。
僕は頭皮の脂漏性皮膚炎に悩んでいるのですが、コラージュフルフルネクストを使ってもあまり効果がありません。
パンや洋菓子、油っこいものを避けて生の野菜を多く食べたりしているのですが、他に何か有効な対策はあるでしょうか?
今使ってるシャンプーより刺激少ない奴使ってみればどうです?皮脂の取りすぎで脂漏性皮膚炎はよくあるケースです。
とても役立つ情報ありがとうございました!本当に助かります。
役立つ情報ありがとうございます。