アトピーの原因は大雑把に分けると2種類しかない!治すには頭を使って徹底的に考えるべし!
2017/01/06
アトピーの原因は色々言われますが大きく分けると外因性か内因性しかありません。刺激かアレルギー性かで分ける人もいます。
外因性のアトピーは80%が内因性のアトピーが20%といわれていますが外因性と内因性を複数持っている人もいます。
それら一つ一つ原因を取り除いて全部取り除けばアトピーが完治する!というわけなんだけどこれが中々難しい。
ここでは大雑把に解説していこうと思います。ちなみに成人のアトピーね。
アレルギーか非アレルギーか
http://www.atopy-endo.com/manual16atopysymptom.htmlより引用
大雑把にわけるとこんなかんじで非常にわかりやすくまとまっています。自分の治療がどれにあたるかというのがどれかわかるでしょうか。
例えばアトピーで運動がいいよ!なんていうのは汗に対するアレルギー反応を抑制する為に行なうもの(もちろん他にも理由はある)なのでアレルギー性の・・・内因性にあたります。
食事制限はアレルギー性の外因性にあたります。標準治療で使われるステロイドはアレルギー性、刺激性共に万能に効きます。なぜかというと免疫抑制(アレルギー)と抗炎症作用があるからです。
この表をベースにすげぇ大雑把に解説します。
アレルギー性の治療
アレルギーの治療というのは当たれば完治する可能性が高いもしくはみるみるよくなるものが多いです。逆に外れれば全然効かない上に悪化する可能性もある。
アトピーで治療している人は良くなって悪くなってを繰り返すイメージが強いと思う。
原因がアレルギーによるものはアレルギーの対策をバッチリできたらその時点から痒みがグッと減りどんどんよくなっていき1~2ヶ月かけて正常な肌に戻ります。
医者のあほんだらがアトピーはアレルギーによるものではないと本でかきまくっているせいでアレルギーの治療は軽視されている。
確かにアトピーはアレルギーだけでは説明できないもので皮膚のバリア機能の低下もあるんだけど睡眠が取れないほどの重症のアトピーの場合は殆どのケースでアレルギーによる原因がある。
そしてアレルギーによるものは皮膚の炎症に特徴があるので熟練の皮膚科医ならみただけでわかる。
例えばダニが原因なら目元特に瞼が赤くなるしペットが原因なら足元が一番酷く上半身は軽くなる傾向にある。
そういう原因を指摘せずにステロイドのみを処方する医者は糞だと思うし皮膚科医としてのスキルも低いことが多い。
外因性
いわゆる外から来るもの。対策できるものと対策が困難なものもある。例えば食事のアレルゲンは本人がこれを食べると痒くなる気がすると気づくことがあるのでそれを止めればいいだけで良くなっていく。
良くならなければ他に原因があるということだしもしかしたら原因ではなくて皮膚の状態が悪くて何かに過敏に反応しているだけかもしれない。
一方で困難なものは花粉や黄砂等やPM2.5等をはじめとする空気中に漂う化学物質。
花粉は一時的なものだから耐えれば何とかなるけど普段から空気に漂っているものは対策が打ちづらい。
こういうタイプのアトピー治療で有効な治療法は金銭を度外視するなら転治療法が有効。引越しを繰り返してアトピーが軽くなる土地に住むということ。
例えばスギ花粉が原因の人は沖縄に住めばアトピーで悩むことはなくなるだろうし夏に悪化して冬に悪化しないという人は北海道に移住すれば高確率でよくなる。
現実的にそういうことが出来る人は少ないだろうからそういう人は薬を使うというのが一般的かな。
外因性で多いのはダニ、カビ、花粉、ペットが多い。特にダニは対策して自分から減らすことが出来るので数値が高い人は徹底的に対策すべし。
女性の場合は顔の湿疹ならまず化粧品を疑うべし。
内因性
体の内側にあるものが反応している。このタイプはアトピー+様々な自己免疫性疾患を持っている人も多い。
感染症による悪化はアトピーでは抗生物質か「イソジンで真っ先に対策しないと入院コースか大悪化する。アトピーの人で皮膚状態が悪い人の大半は黄色ブドウ球菌による感染を起こしている。
腸内環境は免疫の塊でここが悪いと様々な食事に反応したり皮膚に炎症をおこしやすくなる。便秘を起こしている人は注意。リーキーガット症候群なんかが有名だよね。
しかしアトピーだから腸内が悪化しているのか腸内が悪化しているからアトピーなのかがわからない為これが原因と決め付けて治療するのは禁物。
金属アレルギーが原因の場合は手に湿疹が出来るし普通の湿疹じゃなくて貨幣上湿疹とか特殊な炎症になるケースが多い。一番多いのが銀歯によるものだけどそんなに多くはない。
自己免疫性疾患は自分の中にあるたんぱく質に反応する厄介な病気。このタイプは全身に炎症が広がるし炎症にも特徴があり自覚症状があることが多い。
自己免疫性疾患をよくすることでアトピーも軽快することが多い。
内因性が原因というのはかなり少ないレアケース(感染症は別)なので後回しにしてどうしても改善しなかったら疑うというのがいいんじゃないかと思う。
刺激性
アレルギーによるものとは別に様々な刺激で皮膚が悪化するというもの。難しい言葉で言うと非アレルギーによる外的刺激。ひっかくことによる悪化ももちろん含まれる。
アトピーの人は元々肌が弱い。皮膚バリア機能の低下って奴ね。だから些細な刺激で悪化する。
今はこの皮膚バリア機能の低下が原因でそれによって外から普通は進入することの出来ないアレルギーを起こす様々な物質が進入しアレルギー反応を起こしているのが主流。
刺激によるアトピーの対策というのは万能に効く。それだけ刺激による悪化というのは日常生活で多い。対策して損はない。
例えば衣類は体の全ての部分に触れる。軽い人なら綿100%にするだけで治る。女性の胸周りは大抵ブラの刺激が原因なのでババシャツの上にブラをつけるとよくなることもある。
水による刺激というのも実は相当に皮膚に負担になる。水洗いは水+界面活性剤の刺激で特に悪化しやすく治りにくい。
水泳や海や荒いものやお風呂で皮膚がシワシワになっている人は皮膚の保湿成分が抜けてしわしわになってとても乾燥している状態。
特にお風呂は悪化因子の塊で熱いお湯で皮膚の保湿成分が流れやすい。血行促進で痒くなりやすい。皮膚に塩素つきの水をあたることでの皮膚へのダメージにもなる。
中でもシャンプーや石鹸に含まれる合成界面活性剤は皮膚への刺激がとても強い上保湿成分をガンガン流出させる。
安いシャンプーや石鹸は洗浄力が強いのでアトピー肌にはとても合わない。それを「アトピーは清潔にしなきゃいけない」と思い込んで毎日習慣として熱心にやるので当然悪化する。
軽いアトピーの人は入浴習慣を変えるだけでアトピーが軽快することが多い。洗剤が残留することで衣類に洗剤が残って全身が悪化する人もいる。
刺激性の対策はあげればきりがないんだけど保湿の徹底とお風呂の入り方はかえると効果があるので是非やってみてほしい。
アレルギー対策は効果が出るときは一瞬で治るから出ないときは原因が違うorもしくは他に原因があるので一旦おいておけ。
刺激性のものは対策すれば必ず結果が出る。なぜならアトピーは皮膚バリア機能低下が大きく絡む病気だから。なぜ悪化しているのか原因を考えるべし!
というようなことを言いたかったんだけどえらく長くなっちゃった。
頭使って治そう。アトピーで悪化した原因を毒だしとかめんげんとか言うのはよく聞くけどそうなるには必ず原因がある。
その毒はなんなのか?というのを突き止めないといつまでたっても治らないからね。
体は嘘をつかない。必ず原因があってその原因ごとに特徴のある炎症をしていてサインを発している。そのサインを見逃すも見逃さないのも貴方次第なので自分の体をきちんと見てあげよう。
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