アトピー攻略ブログ

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勘違いをするととんでもないことになる!プロアクティブ療法のやりかたについて勉強しよう

      2017/01/06

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プロアクティブ療法のやりかたについて書いていこうかと思います。この記事にやりかたは書くけどこれは自分一人でやるように推奨する記事ではないです。

プロアクティブ療法は医者と患者双方の理解があって初めてできる治療法なので病院に行く前の予習だと思って読んでみてください。

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プロアクティブ療法についての基礎知識はこっちをどーぞ。

 

プロアクティブ療法のやりかた

まずがっつりと毎日1日もしくは2回ベリーストロングクラスのステロイドを塗って炎症ゼロにまで持っていくことが大前提。その期間は1週間~1ヶ月ぐらい。病院によってもばらばら。

炎症の無いところに塗らなくてもいい。ただし患者さんが判断すると大抵失敗するので医者に見てもらうのが確実。

この炎症を抑える期間に使うのはどんなステロイドでもいい。ようするに炎症を抑えられればいいわけだから最強のステロイドでも可。

ただし弱いステロイドでは炎症をゼロにまで抑える力がないので不可。なので炎症を抑えるのにちょうどいい強さのベリーストロングクラスのステロイドが用いられることが多い。

炎症をゼロにまで持っていったら毎日塗っているステロイドorプロトピックを週に2回に減らします。週に2回塗るのを続けるのは元々炎症のあった部位で他の部位は保湿剤の外用を続ける。

エビデンス(科学的根拠)があるのはベリーストロングクラスのステロイドとプロトピック軟膏です。ただし日本ではプロトピックは使用に厳しい制限があるので基本的にステロイド。

エビデンスはないですが中症の患者さんなら半年程。重症の患者さんなら2年程度続けてリアクティブ療法(悪化するたびにステロイドを塗る一般的な塗り方)に切り替えるというのがいいようです。

ちなみに保湿剤に関しては1日2回が大前提。これはいついかなるときも同じ。

 

プロアクティブ療法のメリットデメリット

リアクティブ療法と違ってステロイドのだらだら塗りがおきにくい=ステロイドの副作用が少なくなる。

皮膚の状態がリアクティブ療法より安定しアトピーの悪化がおきにくいので精神的に楽。

デメリットは患者、医者双方に理解がないと失敗する。特に患者さんの心構えが重要でズボラな患者さん、医者の治療方針に従わない患者だと絶対に成功しない。

また説明の量の多さからか説明不足になるケースが多く特に説明不足だと最初の炎症をゼロに持っていくまで患者さんが不安に陥りやすく塗る量の不足で失敗に陥りやすい。

日本はとにかく医者が説明を省きまくるのでプロアクティブ療法はあまりはやらないんじゃないかと予想してる。

プロアクティブ療法の落とし穴

まず一番難しいのが炎症をゼロにもっていく難しさ。自己流でやると絶対に失敗します。この治療法は比較的症状の重い患者さんに用いられます。

もちろん軽い人でも出来るけど軽い人は悪化するたびに塗っているだけで充分だからね。

ステロイドを塗ってしばらく(数日~1週間程度)すると悪化する。悪化してまたステロイドを塗ってというような頻繁にステロイドを使う人たち向けです。

ステロイドが効きにくい患者やびびって薬を塗らない患者さんやある程度良くなったからといって炎症がゼロにまでなっていない状態で止める患者さん等。

まぁ色々ありますが炎症をゼロまで持っていくというのは「毎日ステロイドを塗るだけなのに」難しいです。

なんでかっつーと殆どのアトピー患者さんは炎症がゼロという状態を知らないし薬の塗り方を知らないから。

自己流でプロアクティブ療法を試す患者さんの大半が炎症が20~30ぐらいは残っている状態でステロイドを止めちゃってプロアクティブ療法をするけど悉く再燃して失敗します。

ちょっと痒いけど我慢しようとか痒みがだいぶマシになったから我慢しようとかそういう感じで殆どの人は炎症がゼロになる前に塗るのを止める。

そうならないために炎症がゼロになったと判断するのは医者にやってもらわないといけない。まぁそれもヤブだと悉く失敗するからTARCという血液検査を基準に判断してもらうのがいい。

医者の力量はピンキリで炎症がゼロまでいったの判断ができないor確認しないヤブ医者もいる。

そういうところでプロアクティブ療法をやるとまぁ当たり前だけど失敗するのでTARCのあるところがいい。保険的な意味合いでね。

TARCは自分の血液からアレルギー反応を起こすあれこれを計って計測する。医者は判断を間違えるがTARCは嘘をつかない。

成人の場合はTARCの軽症の数値の基準が700以下なのでこの数値になったら週に2回塗るというプロアクティブ療法を開始すれば成功率は高くなる。

プロアクティブ療法=週2回外用療法

最初に炎症をゼロまで押さえ込んである一定以上悪化するまではベリーストロングクラスのステロイドもしくはプロトピックを週に2回塗るのを守りましょうというのがプロアクティブ療法です。

ネットでよくみる炎症をゼロにしてから週に1回ステロイドを塗るとか3回塗るとかはプロアクティブ療法なんだけどエビデンスが無い。

ステロイドの強さを変えたりするのもそう。僕はこれをプロアクティブ療法もどきと呼んでいる。

エビデンスが無いのでどう転ぶかわからない。しかしそれがいい結果に転ぶこともある。そこはお医者さんのさじ加減次第。

エビデンスにこだわるのはよろしくないけど先生がプロアクティブ療法を誤解していると大変な目にあうことも多々ある。

例えば「プロアクティブ療法を綺麗な皮膚にまで塗る予防塗り」と考えている先生とか。本当稀にだけどこーいう先生がいるんだよね・・・。

 

炎症が無いところに塗るのはなぜ?

皮膚の炎症が綺麗にゼロまで治まったとしてもある程度重い患者さんの皮膚の見えないところでは細胞レベルの炎症がまだ残っていてとても再燃しやすい状態になっている。

例えばIGE抗体(アレルギー反応を起こす細胞)が反応しやすくなっていたり皮膚が乾燥しやすくなって炎症が起こりやすくなっていたり皮膚がまだ敏感ですぐに痒みにつながったりとかね。

重症の患者さんほどその細胞レベルの炎症が残っている傾向が強いので「炎症が治まったら保湿剤」では中々厳しく50%の人が塗らなくなって1週間で再燃してしまう。

でも一旦炎症をゼロまで抑えた状態での再燃はとても軽いことが多い。その炎症の再燃を防ぐには週2回程度塗れば充分だろうというのがプロアクティブ療法を行なう意味です。

これを勘違いして間違っても炎症の無い部分(細胞レベルの炎症が無いところ)にまでステロイドやプロトピックを塗るという「予防塗り」という概念では捉えないで下さい。それは間違ってます。

あくまで炎症をゼロにした直後、ある程度アトピーの重い患者さんは細胞レベルの小さな炎症が残っている。だから再燃しやすい。

それを防ぐには保湿剤では無理がある。かといって毎日塗るのも副作用が起きるリスクが高いので週に2回程度のステロイドやプロトピックを塗ってあげるのがちょうどいいだろうというような捉え方です。

プロアクティブ療法でよくある勘違い

上に書いた「予防塗り」も良くある勘違いですが週に2回塗ることを守りすぎて炎症が酷くなってきても週に2回を守り続けて失敗するというケースがある。

当然ですが週に2回の外用で炎症が抑えられずに再燃してきたらもう一度毎日塗ることで炎症をゼロにまで持っていかなきゃならない。その後また週に2回外用するに戻る。

その判断をするのが慣れていないアトピーの人だと中々難しい。だから医者の判断を聞いて適切に指導してもらうことが必要。

 

以上プロアクティブ療法のやりかたでした。ちなみにプロアクティブ療法を解説しているサイトはこちら

Prof.Wollenberg先生はプロトピックによるプロアクティブ療法の論文を発表した超偉い先生。なのでこの人の説明にまず間違いはない。

 - 科学的根拠のあるアトピー改善法, 薬の塗り方(スキンケア)

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Comment

  1. 匿名 より:

    プロアクティブ療法を考えています。
    しかしプロアクティブ療法のやり方だと皮膚がよくなっても週2ペースで塗るってことですよね?
    そうなるとやめどきが分からないのですが、みなさんどうなさってるのでしょうか??

    • sobo より:

      途中で一旦薬を塗るのを止めてみるという方法を取ります。

      僕の場合は半年プロアクティブ療法を続けてやめてみたら3日で炎症が再燃して急いでプロアクティブ療法に戻った経緯があります。

      その1年半後にまたやめたら今度は炎症の再燃が1週間~2週間に伸びたのでそれ以降はリアクティブ療法にしました。

      ある程度続けると炎症の再燃期間が延びるので底がやめ時ではないかなと思います。

  2. ゆき より:

    本当に勉強になります。ありがとうございます
    プロアクティブに関する質問ですが
    週に2回塗るというのは、月火のように連続して2回でしょうか?
    それとも月・木 のように間隔を開けての2回でしょうか?

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